今回、鉱石コンピの裏話的なものを知りたいという意見をちょこちょこ見かけたので、『運命のカンテラ-孔雀石-』について、少し書いてみます。

瀬良さんとは初めてのコラボです。楽しい方のようなのでほっとしつつ、瀬良さんから「孔雀石でいきたいです」とのことだったので、曲が出来上がるまで資料集め。

孔雀石(マラカイト)とはどんな石か。
「銅と炭酸、水酸基が化合したもので、美しい緑色、ふつう細い針の形で、放射状か同心球状の集合体をつくる。また非常に緻密な厚い皮膜や塊となり、何層にも重なりあって、孔雀の羽に似た模様となるのでこの名がある。」
「日本では質が悪くて宝石になった例はないが、銅を掘っている鉱山なら、そう珍しいものではない。」だそう。

さて、頂いたデモが神秘的で壮大!どんなイメージだったのか質問したところ、「石言葉が『危険な愛情』だったので」とのこと。

危険な愛情とは何か。
孔雀石の他の石言葉は
子の保護、再会、繁栄、恋の成就、魔と病いの退散
とあることから悲恋ではなく「再会、恋の成就」に結びつけ、私の中での結論は「一途な恋」に。

参考にしたサイト
http://www.ne.jp/asahi/lapis/fluorite/column/medno4.html
こちらに紹介されていた
サンクト・ペテルブルクのネワ川畔にある冬宮に作られた「孔雀石の間」(18世紀後半、エカチェリーナ2世(1729-1796)の時代に落成した建築物)
に惹かれ、舞台にしたいなーというところから始まってます。(1番Aメロ)

後は歌詞を書くにあたって書き出していたメモを貼っておきます。
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幼い頃父親に連れて行ってもらった屋敷で彼と出会った。
孔雀石の柱の間で遊んだ思い出
その後の交流で結婚の約束(ネックレス)
情勢の変化から対立してしまった両家
婚約は破棄
それでも彼に会いたくて、旅の行商に頼み同行させてもらい、屋敷に辿り着く
苦渋の表情の彼に、最後に抱いて欲しいと願う
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最後を悲恋にならないようにするのが難しかったです(笑)

おまけ
曲を聴いていて降りてきた部分
「暁の空に兆しが見えたら」でした。

乱文を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。



ボカロコンピレーションアルバム「Erz(エルツ)」

フリーダウンロード
https://rakurui.booth.pm/items/315039

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運命のカンテラ-孔雀石- 解説?

閲覧数:775

投稿日:2016/11/24 22:03:46

文字数:1,042文字

カテゴリ:その他

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