舞う花の薫りを
今も覚えてますか
永久(とこしえ)を求めて
深緑しずみゆく

私には似合わないと笑いつつ
苔むす境内を見つめていた君

どうして春風は
こうも懐かしい
頬をなでたのは
後朝の咏(きぬぎぬのうた)

遙かで 鈴の音
寒そうな沈丁花
ただ ただ かくれんぼ
仰ぐかぎり天鵞絨

散る花の海原を
踏まないように
避けて歩いた
たゆたう時の隙間

どこか春風は
君に似ています
頬をなでたのは
淡い指先

遙かで水の声
叢林(そうりん)の影あそび
ぼくらの空言を
包み隠す羽衣

遙かで 鈴の音
泣きそうな沈丁花
ただ ただ 神かくし
折りたたんだ天鵞絨

祈りが ルララ ルララ 染みていく 嗚呼

ただただ神かくし
折りたたんだ天鵞絨

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

天鵞絨

ザネリ様の曲に応募させていただきます。
譜割りやよみなどで気になるところがあればいつでもお声かけください。

閲覧数:182

投稿日:2018/03/03 22:28:08

文字数:323文字

カテゴリ:歌詞

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