A
赤色　螺旋を描いて　ひらひら舞い散る　花は
黒　視界を埋めてく色のない空　優しく伸びた黒山羊の手の　その色は

B
オーバーナイトメア
さあ　堕ちていく

S
フリルを裂いて　リボンを切り落としても
死（タナトス）の声に　導かれて　惑い踊る
振り向かないで　誰かが耳を寄せても
絡め取るテトラ　捕まれば　黒山羊が微笑む

2A
赤色　ゆらゆら広がる　鮮やかに浮かぶ　花は
黒　塗り潰すほどに色を殺して　全てを奪う黒山羊の手に　狂い咲く

2B
オーバーナイトメア
もう　闇の中

2S
髪を乱して　茨を引きちぎっても
死（タナトス）の声は　鳴り止まずに　響き続く
神に祈りを　指を組み目を閉じても
絡め取るテトラ　囚われて　黒山羊が微笑む

3S
ドレスを脱いで　肢体を赤に染めても
死（タナトス）の声が　抱きしめたら　狂い踊る
どれほどの花　綺麗に咲いたとしても
絡め取るテトラ　奪われて　黒山羊が微笑む

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A
あか　いろ　らせんをえがいて　ひらひらまいちる　はなは
くろ　しかいをうめてく　いろのないそら　やさしくのびた　くろやぎのての　そのいろは

B
おーばーないとめあ
さー　おちてゆく

S
ふりるをさいて　りぼんをきりおとしても
たなとすのこえに　みちびかれて　まどいおどる
ふりむかないで　だれかがみみをよせても
からめとるてとら　つかまれば　くろやぎがほほえむ

2A
あか　いろ　ゆらゆらひろがる　あざやかにうかぶ　はなは
くろ　ぬりつぶすほどに　いろをころして　すべてをうばう　くろやぎのてに　くるいざく

2B
おーばーないとめあ
もー　やみのなか

2S
かみをみだして　いばらをひきちぎいても
たなとすのこえは　なりやまずに　ひびきつづく
かみにいのりを　ゆびをくみめをとじても
からめとるてとら　とらわれて　くろやぎがほほえむ

3S
どれすをぬいで　からだをあかにそめても
たなとすのこえが　だきしめたら　くるいおどる
どれほどのはな　きれいにさいたとしても
からめとるてとら　うばわれて　くろやぎがほほえむ