天国行き／初音ミク

どれだけ金をはたいても 買えないものがある
どれだけ汗水垂らしても 貰えない見返りがある

背中の羽根をもがれてしまった俺達は
もう二度とあの場所に戻れはしないのか

誰もが平穏に暮らして 誰かを恨むこともなく
全てが上手く運んでいく そんな世界来ないかな
苛立ち傷つき苦しんで 要らない感情が増していく
求めたはずもないくせに気付けば持ち歩いてたんだ

どれだけ夢を見ても 醒めれば現実に帰る
どれだけ希望を持っても 抗えぬ絶望がある

背中の羽根をもがれてしまった俺達の
辿り着くその先を教えてくれないか

天国行きのバスが来て いつかは目の前で停まって
乗車券を渡されること　待ち続けているだけ
何かを失わなくては 何かを手に入れられない
続いてく二者択一をいつまで繰り返すの？

天国に行ける 天国に行ける
天国に行ける その道筋を教えて

あまりにも汚れてしまった 上着を捨て俺は旅に出る
あまりにも痛んでしまった 抜け殻を捨てる場所を探す
あまりにも淀んでしまった 心を捨て俺は歩き出す
あまりにも壊してしまった 俺の捨て場所を探して

天国に行ける 天国に行ける
天国に行ける その道筋を教えて 教えて


Written by　Poe