存在が消えてしまう世界で
僕ら、今を生きてる
忘れてたあの夏の後悔を
思い出した頃には全て終わってた

たとえ、どんな言葉で埋め尽くしても
この世界のどこにも僕らの居場所はなくて

街の灯りは今日も静かにキラキラ光る
滲む視界に広がる、いつもの風景

誰かの声に耳を塞いでた日々
僕らはいつでも怯えて歩く
踵すり減らして

路地裏に咲く花は
人知れず息をしてる
「僕らに似てるね」と微笑む
隣にいる君の声が遠くなるよ

存在が消えてしまう世界で
僕ら、今を生きてる
忘れてたあの夏の後悔を
思い出した時には全て終わってた

君が何かを言いかけて
四番線のホームに列車が来たよ

思い出のポートレイト
手招きして笑う君の
色褪せない記憶、連れていく
あぁ、そろそろ始まりの鐘の音が響く

街の灯りは今日で静かに眠りについた
白い手を握ったらエンドロールへ

君が涙を浮かべて

(セリフ)
「これで、最後。」

夜明けにはもう消えているんだろう
君の手の温もりが
「ハッピーエンドじゃなくてもいいからさ
今、この瞬間だけは終わらないでくれよ」
いつまでも

(セリフ)
「さよなら」

存在が消えてしまう世界で
奇跡を願うくらい
「あの時をやり直せたら」なんて
後悔する僕を、笑って許してよ

「じゃあね」ってつぶやく君と
俯いたままの僕の
繋いだ手と手が今、静かに
離れていく

君が何かを言いかけて

(セリフ)
「いつか、また」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

消えゆく世界のハッピーエンド / 音街ウナ

閲覧数:928

投稿日:2017/09/17 23:33:59

文字数:616文字

カテゴリ:歌詞

ブクマつながり

もっと見る

クリップボードにコピーしました