青空は青い。当り前のことだがそれだけに辛い。眼に沁みるではないか!
俺は音楽が欲しい! なあに、わざわざコンサートまで足を棒にして眠りに行くことはない。確かにオーケストラは素晴らしいが面倒だ。もっと簡単な手段がある。街で群衆に喰われればいい。これぞ生きた音楽!
群衆! 俺の安寧にして許し難き愚鈍よ! ウロボロスの蛇よりも貪婪に喰らうその様は腹を掻き毟るほどに滑稽だ! そうら、今も俺の頭に齧り付いてら。群衆! 俺の苛立たしき非難の対象にして浅ましき正当な言い訳! 嗚呼、群衆! 群衆よ! 優しい醜さを被りやがって!
ええい、落ち着け落ち着こう。さあお遊びはお終いだ。真面目に争論しよう。くらえ我が真実の一突き。・・・いや、巫山戯てなどいない。嘲笑いたければ嘲笑うがいい。どうせ毒にも薬にもならないさ、これは。
尊厳と慈愛(いや自愛か? まあいい、どちらでも結論は変わらないさ)、その他述べるのも億劫なほど善なる性を持つ人類! 恥ずかしい、俺は恥ずかしい。弱き者に貧国に病床に伏す地球に助けの手を救いの手を差しのべ、それを当然と微笑む君達と比べ・・・
償えるだろうか? この大罪を、寧ろ微罪を? 地雷がポップコーンのように弾け飛び、無辜なる善人をぶっ飛ばす最中、テレビに映るアクション映画を観賞しながら、ポップコーンを摘んでいる太宰は。
椅子取りゲームは始まっている。だが幸いなことに俺は最初から椅子の近くに立っていた。ただそれだけだ。強欲に生きることを神様は望まれた。とするなら俺はここで生きていて良いのだろう。
免許証を所持していない俺は車を運転出来ない。運転席に座ってハンドルを握りアクセルを踏み車を動かすことは可能だ。だが手痛い事故を起こすのが関の山だ。勿論自転車は文句無しにこげる。自転車に免許証は要らないからな、その筋合も無い。何処に行くにも何処にも行けない。きっと資格が必要なのだ、遠方に行くには、何かを成すには。
Cancer! 疲れ切ったのだ。疲弊して声も出ない。良識人気取りはもう止めだ。ダイアモンドの指輪は重過ぎる。全てを白日の下に曝したい、不可能だが。土竜は太陽が見えないように。鶏は大空へ飛べないように。蝙蝠は昼間に羽撃つことない。
忘れるな・・・! 太陽は必ず宵闇に沈む。朧気な月明り。煌々たる街灯。絢爛なネオン。夜は月を愛するのだ。新月はかなしい。
闇夜を徘徊するのは何も狼男や吸血鬼だけではあるまい! 見ろ、多くは変哲の無い人間ではないか!つまりはとっくの昔に人間は化物の仲間入りを果たしていたのだ。彼等に挨拶でもしてみたらどうだ? ハローハロー。ほら、愛想の良い返事をしてくれる。ハローハロー。
ま、ちょびっと考えてみればそれも当然だ。科学は驚くべき贈り物をしてくれた。それこそ王様がふんぞり返るくらいの。そう、今にひっくり返るに違いない!
・・・もしかしたら俺は矛盾しているかもしれない。俺は太陽の光を欲している。軛から解き放たれるのを今か今かと心待ちにしているのだ。だが恐ろしい。足元はひやりと冷たい薄氷だ。陽光に当たれば瞬く間に溶けてしまうに違いない。そうして俺は奈落に落ちるのだ。
いや、矛盾しているからとて躊躇する理由はない。俺は最強ではないからな! きっと逃げ道なんていくらでもあるさ!
さあ濃霧の世界へと踏み出そう! どうなろうとまた一興。
俺は類稀なる美少女から宣託を貰っている。彼女は優しく微笑んだ。愛の語らいもした。俺は素晴らしい人間だと。優しい人間だと。やわらかに咲く淡い花のように彼女は諭してくれたのだ。凡百の言葉が凡夫を救ってくれるのだ! 嗚呼、彼女が本当に傍にいてくれたら・・・! 世界は間違いなく光に満ち溢れるだろう。
それが天使やら悪魔やらからでないのが俺の強みであり同時に限界でもある。
・・・時間だ。マンモスの隣。帝の御前。戦場の中心。銃口の眼前。試験の会場。俺は蛮勇を持って進軍しなければならない。負け戦こそ我が誉。
希望三錠、コップ一杯の絶望で飲み下す。
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「Separate Orange ~約束の行方~」
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MVライフ
廃墟の国のアリス
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BPM=156
作詞作編曲:まふまふ
-------------------------------
曇天を揺らす警鐘(ケイショウ)と拡声器
ざらついた共感覚
泣き寝入りの合法 倫理 事なかれの大衆心理
昨夜の遺体は狙...廃墟の国のアリス
まふまふ
8月15日の午後12時半くらいのこと
天気が良い
病気になりそうなほど眩しい日差しの中
することも無いから君と駄弁っていた
「でもまぁ夏は嫌いかな」猫を撫でながら
君はふてぶてしくつぶやいた
あぁ、逃げ出した猫の後を追いかけて
飛び込んでしまったのは赤に変わった信号機
バッと通ったトラックが君を轢き...カゲロウデイズ 歌詞
じん
落ちてゆくㅤ星のようにㅤやがて弾けてしまうから
剥製の空ㅤその中ㅤ飛び込んだ割れ物だ
欠けた手振りじゃㅤ足を引っ張ってしまうから
どこへ行こうにもㅤ叶いやしないな
ただ底へ落ちてゆくんだ
夢に見たようにさㅤ君が待っているんだ
きっとㅤ星が流れる空を眺めながらさ
迎えに行くからㅤ君が願うまでもなく
帰...レーヴ 歌詞
IiwiY
命に嫌われている
「死にたいなんて言うなよ。
諦めないで生きろよ。」
そんな歌が正しいなんて馬鹿げてるよな。
実際自分は死んでもよくて周りが死んだら悲しくて
「それが嫌だから」っていうエゴなんです。
他人が生きてもどうでもよくて
誰かを嫌うこともファッションで
それでも「平和に生きよう」
なんて素敵...命に嫌われている。
kurogaki
宇宙の果てに飛び込んでおいで
銀河の隅で待ってるからさ
流れ星に願ったことも
ずっとずっと覚えてるから
あの頃みたいにはしゃげないかな
10年前とは違うから
思い出の海に飲まれながら
流れる星を追いかけた
何光年 離れてても...思い出の宙 歌詞
やしろ
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ご意見・ご感想
ソラ
ご意見・ご感想
また来ました。
正直支離滅裂で意味不明の言葉の羅列だが心地よい音の響きが好きです。
まるでそう、シェイクスピアの戯曲のように。心に潜むマグマの噴煙をぱっさぱっさと切り倒す。
みたいなw
心地よい言葉の羅列をまた見に来ます。
ありがとうございました。
2011/03/03 19:50:42
ささやか
メッセージありがとうございます! ロミオの尻軽っぷリと、ハムレットの壮絶な全滅オチに驚愕したささやかです。また頂けるなんて嬉しいです。
なんというかもう、支離滅裂ですみませんw 一応漠然と意味はあるのですが、それは読み手に委ねるレベルの話なので、感覚的に気に入って頂ければ、作者として十二分の喜びです。
そして、やはり私には綺麗な歌詞を書くのは難しいみたいです。
ソラさんのように書けるのは随分先の話になりそうな……
こっそり応援してます。
2011/03/04 00:36:25