(1Aメロ)
涼やかに揺れる袖に舞う
白檀(びゃくだん)の香(こう)に過(よぎ)るアノ日の君
還れぬ想いを馳せる風鈴(すず)の音(ね)は
宵闇に溶けて私を呼び覚ます

(1Bメロ)
キラキラ月燈り水面に揺らめいて
ヒラヒラ遊ぶ花照らし出す

ザワザワ人波に似た影見失い
ハラハラ止まらない涙雨

(1サビ)
解ってるの幻だって 消えないで ねえもう少し
叶わぬ夢見てたいの 一人にしないでよ…
君と居た日の感触(ぬくもり)捨てれるはずなんかなくて
蒼白い指先でそっと辿る赤黒い糸

(2Aメロ)
石畳の上弾けては
また一つ落ちる線香花火
重ねた月日に取り残されても
思い出に眠る接吻(くちづけ)は消えない

(2Bメロ)
クルクル浮かんでは過ぎていく走馬灯
カラカラ風車回す様に

ガラガラ枯れて逝く心が痛すぎて
ホロホロ泣いてるの君亡くし

(2サビ)
渇いた景色に溺れ 息してても苦しくて
「私」が壊れる音に耐えられず塞ぐ耳
逸らした視線の先 微かな光を湛(たた)えて
羽ばたく螢に願う 「君を呼び戻して」

(大サビ)
解ってるの幻だって 消えないで ねえもう少し
叶わぬ夢見てたいの 一人にしないでよ…
君と居た季節(とき)の感触(ぬくもり)捨てれるはずなんかなくて
手鏡に映る顔は赤く冷たい涙に濡れてる

眠らせてほしい永久(とわ)に その腕の中で…

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

螢火ニ偲フ君

ELE_K様の楽曲
http://piapro.jp/t/Snes
に応募させていただいている作品です。

すごく儚げで綺麗なメロディに乗せられて耳に通るミクの声がせつなく、全神経を注ぎ込ませていただきました。

彼氏に先立たれてしまった女の子の傷心をテーマに描いています。今がちょうど夏なので、その彼と毎年浴衣で来ていた神社の蛍祭りの思い出が忘れられずに、彼を亡くして初めての夏に一人で訪れてみたってシチュエーションにしてみました。

季節感とヒロインの心情を絡ませたく、Bメロで擬音語を多用しています。

どうぞ宜しくお願いします。

閲覧数:295

投稿日:2018/06/26 06:34:36

文字数:580文字

カテゴリ:歌詞

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