A
君は許すことを愛だと言った
僕は愛してるからこそ許せなかった
正しさが怖かった
優しさが憎かった
B
交わらない愛の螺旋の果てに
出会わない運命を探した
輝く君の姿に目が眩む度
どうしようもなく君が遠ざかった
S
君の世界が僕であればいいと
甘やかな夢を抱いて眠る
解かれた運命を紡ぎ直すより
ずっと優しい夢だった
ずっと虚しい夢だった

A
君を壊すことを愛だとすれば
僕は君の残骸をも踏み躙るだろう
苦しみは罰だった
喜びは罪だった
B
交わらない愛の螺旋の果てで
変わらない運命を見つけた
零れる君の涙はただ美しく
僕の心さえ綺麗に引き裂いた
S
君の世界に僕がいないことを
知らないままの未来を歌うよ
間違えた運命を調べ直すより
ずっと優しい歌だった
ずっと悲しい歌だった

C
君が最後に見せた微笑みを
僕は愛だと信じている
燃え盛る炎のような瞳が
紛れなく僕の全てだった

S
君の世界が僕であるようにと
てのひらにそっとキスを贈るよ
失った運命を手繰り寄せるより
ずっと優しい愛だろう
ずっと寂しい愛だろう

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

てのひらにキスを

閲覧数:905

投稿日:2017/07/20 18:04:09

文字数:462文字

カテゴリ:歌詞

ブクマつながり

もっと見る

クリップボードにコピーしました