高くはばたく あの人に憧れて
いつか飛べる事を願っていた 幼き日
「あんな風になれたら」と思っていた
その時 風向きが変わってしまった

風に揉まれて落ちてく 痛々しい姿と
残された青い空 まだ覚えているから

風に乗り空を行く鳥達を見送る
幸も不幸も風次第 そんなのは嫌だから
私は地上を行こう 時間は掛かるだろうけど
いつかは辿り着けるはず
目指す場所は遠い

広い空の下 一人きり疲れ果て
自分の無力さが 嫌になる事ばかり
「流されてしまえば 楽になる」と思うけど
「やっぱり怖い」と考え直した

「自分で生き抜く」なんて 格好いいものじゃなく
流れの行き着く先に 待つものが見えないから

風に運ばれ遠くへ行く雲を見送る
空に自由なんてない事を知っているから
私は地上を行こう 先はまだ見えないけど
いつかは辿り着けるかな
目指す場所は遠い

大輪の花に囲まれた人達が
気付かないままでいる 小さな一つ一つ
拾い集め離さずに 胸に抱きしめて
私は歩き続けた これも「自分」として

向かい風も追い風も あんまり関係なしに
ここまで歩き続けた これで良かったのか
不安になったその時 遥か遠く小さく
かすかだけれどそれでも 何かが見えてきた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • オリジナルライセンス

地上を行く

 応募して落選した歌詞を再編集して、自分で曲を付けました(http://piapro.jp/t/LtXr)。
 どうでもいい事ですが、冒頭部分は実在の人達を念頭に置いて書いていたりします。

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投稿日:2017/01/12 22:06:44

文字数:523文字

カテゴリ:歌詞

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