果てしなく続く螺旋階段を上り続けるの
何かに追われるように何かを探すようにただ
きっとその先に何があっても怖くなんてないわ
繋いだ手を強く握り締めて離さないのなら


暗闇恐れ膝を抱えて
うずくまってたひとりきり
そこに突然現れた彼
そっとささやく「さあ、どうぞ？」

差し出された手を掴み
立ち上がって呟いた
「此処はとても寂しいの。」
早く抜け出したいわ

果てしなく続く螺旋階段を上り続けるの
何かに追われるように何かを探すようにただ
きっとその先に何があっても怖くなんてないわ
繋いだ手を強く握り締めて離さないのなら


だけど何処にも出口がないの
彼は微笑み指差した
そこに突然 螺旋階段
そっとささやく「さあ、どうぞ？」

たったふたり踏み出した
後ろ歩く彼に聞く
「どこに辿り着くかしら？」
何故か返事はなくて

果てしなく続く螺旋階段を上り続けるの
何かに追われるように何かを探すようにただ
きっとその先に何もなくても怖くなんてないわ
繋いだ手を強く握り締めて離さないのなら


果てしなく続く螺旋階段を上り続けるの
繋いだ手がほどけて振り向いて彼がいなくても