穢く醜い人間の争いで
滅び消えて逝く世界
そして 唄う兵器(ボーカロイド)を残し
全ては終焉を迎える


降り頻る血(アメ) 感情の無い眼
人々の悲鳴が響き渡る
『早く、全て、殺せ。』
脳髄(アタマ)に染み付いた命令通り

偶々居た革命軍に撃たれ
罪の無い青い少女は死んだ
娘を殺された科学者は
狂った世界を恨み、考えて
遂に造り出した

《娘に似ている唄う兵器》

穢く醜い人間の争いを
終わらせる最終兵器
これの 歌声を聴いたモノ
総てに終焉を与える


降り掛かる唄 予定(プログラム)に沿って
人々の脳髄に感染する
『早ク、皆、眠レ。』
全ては科学者の悲しい祈り

世界中の欲望と悲しみの
罪を負い黒い少女は歌う
聴いた世界は諸共に死に
狂った全てを恨み、憐れんで
刹那く崩れ逝く


灰に埋もれた唄う兵器
次第に回路が空回り(ショート)して
眼玉(レンズ)から溢れ出す涙(アブラ)
止められない伝染
「ボクモ結局同ジナンダ、、」


《総てを消し去る終焉(ホロビ)の唄》

穢く醜い人間の争いで
滅び消え逝った世界
そして 唄う兵器も壊れ
総ては終焉を迎えた