ラストエリクシル症候群

「ラストエリクシル症候群」


作詞・作曲・編曲:アモン
Vo:巡音ルカV4


ただ ただ君の中
嫌いな僕は居ない
頬がまだ痛いのに なのに
治すクスリはもうないのに

最良の終わりだけを
演出する為なんだ
手放せないんだ それだけ
最悪の終わりだけは
なんとしても避けたいんだ
無駄なんだ耐えただけ

表情無い壁にでも
脳ある僕は爪を隠す
腐るヒミツ道具
そうした終わりの前兆
悟りの少女
ふと見せる悪い表情

思い通りだよ
白い部屋で朽ちてくドラセナ
もう一度だけ身体を
君の中へ沈めたかった

手を放したんだ
投げる言葉が錆びた
頬はまだ痛いのに
治すクスリは使えやしないのに
ゴメン 僕は歪んでく
君は冷たく笑う
何故だろう

影しか無い街を
縫い合わせて解くんだ
かつての待ち合わせ場所も
言い訳だけならば
いくらでもあげる
ただ、ただ話したくて

合わない鍵穴を
僕の鍵で潰してしまった
それをこじ開けたくて
いつの間にか全てが狂った

ただ君の中に
刻まれた傷痕に
穏やかな表情が無い
全て治せるクスリが使えない
ゴメン　全てを許して
それが僕の所為でも
ずれている

冷たい唇が
実は怖かったんだ
僕の体温すら
暖かい気もしてさ
始めからクスリは無かった

でもね

君を抱き寄せて
僕の時間は止まって
全て忘れ去ってまで
馬鹿になる程に
君が好きだった

ゴメン 勝手な我侭
じゃあね　僕は消えるよ
さぁ忘れて さよならを君に