洗剤の蒸せる匂い
心臓を詰まらせる

なまぬるく滴るのは
日付の無い追憶

ブレーカーの腐った跡
だけ見つめて
もう痛いことなんて
なにもない

からっぽのお腹から
しんでく
ありったけの最後
きみに見せつけて

真っ白に縁取られ
しんでく
肢体はひとつだけ
それでかまわない


感覚が滑り落ちて
タイルに張り付いてる

傷が剥がれればきっと
それも流れるから


天井に12本の指
つめたい骨を
飾る


からっぽのお腹から
しんでく
ありったけの最後
きみに見せつけて

鏡に映るきみが
しんでく
肢体はひとつだけ
それがホントウだ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

浴葬

しん。

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投稿日:2010/11/08 00:16:32

文字数:269文字

カテゴリ:歌詞

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