ねぇ 僕の事を君の事と
想う君は何処にいるの
考えてもキリがないと思うのが
もう思う壷ね

点滅灯 忘れたまま
迂る後を追えなかった
心做しか 解ってたよ
もうそこに愛はないこと

どうせ何度も 気付けないことばかりだったから
どうせ何度も あどけない仕草でさ 騙ってる
どうせ何度も 流せない膿を瞼に留めては
どうせ何度も 来るはずもないあの日をね 待ってたよ

ねぇ いつかの槽で 泳いでいた
温かくて明い色も
硝子越しじゃ 解らないよ
鼓動は確かにあるのにな

膿が漏れて 空になれば
僕らはもう 呼吸も出来ない
ただそこには色があるだけ
冷たく白んだ無機物

どうせ何度も耐え切れないことばかりだったから
どうせ何度も空いたままの器だけ見つめてるんだ

歌唄いの深い場所から
乗り継いできたんだろな
手放した螺旋も愛想も
鎖も錘もね 無くても
遠くに行けない
僕らは死体になったって 変われない

『もういいよ 何もないから』

どうせ何度も 傷付けてしまうことばかりだったから
どうせ何度も あどけない笑顔で また語ってる
どうせ最期は ままごとみたいな愛の日を諳んじるさ
どうせ最期は 瞼に浮かんだ風景に
そっと蓋をするよ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

テールランプと金魚鉢

閲覧数:952

投稿日:2018/03/12 19:34:12

文字数:517文字

カテゴリ:歌詞

ブクマつながり

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