【A1】
思春期に見てた   幼い夢は
ビロードの中に  くるまれていた
乾いた景色の   裏の奥には
ただの地面だけ  遠ざかっていった

【B2】
痛み 壊した痛み 載せて
戸惑った痛み 溢した痛み 載せ

【S1】
夜中に心に架かる月が    現在(いま)を煌々と照らして
何処かに連れ出そうとする  飛び出して


【A半分2】
自分以外なら   諦めがつく
風の匂いさえ    届かない真理に

【B2】
痛み  傷ついた痛み に酔って
戸惑った痛み 削った痛みにさえ

【S2】
夜中に心に架かる月が   現在(いま)をネットリと照らして
何かに取り憑かれたように 融け出して

【C】
扉とレーダー 現在(いま)を捜して
開けた 透明な 空にかざして

【S3】
Ah 心に架かる月が 現在(いま)を煌々と照らして
何処かに連れ出そうとする 飛び出した




<かな>

【A1】
ししゅんきにみてた  おさないゆめわ
びろーどのなかに  くるまれていた
かわいたけしきの  うらのおくにわ
ただのじめんだけ  とおざかっていった
【B1】
いたみ こわしたいたみのせて
とまどったいたみ ほぼしたいたみ のせ

【S1】
よなかに こころに かかるつきが  いまお こうこうと てらして
どこかに つれだそうとする  とびだして

【A半分2】
じぶんいがいなら   あきらめがつく
かぜのにおいさえ    とどかない しんりに
【B2】
いたみ  きずついたいたみ によって
とまどったいたみ けずったいたみにさえ

【S2】
よなかに こころに かかるつきが   いまおねっとりとてらして
なにかにとりつかれたよに とけだして

【C】
とびら とれーだー いまお さがして
あけた とうめいな そらに かざして

【S3】
ああ こころに かかるつきが  いまお こうこうと てらして
どこかに つれだそうとする   とびだした

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

心に架かる月

最初に拝聴した時 「夜」「月」「思春期」「夢」「シュールレアリズム」「空」「扉」
「飛び出す、衝動的な感じ」というイメージ

曲構成からしてお若い方かな?(とんちんかん分析かもしれませんがTHE BACK HORNの匂いをほんのり感じました。)

作曲者様提示のテーマ:ルネ・マグリット作の絵画「9月16日」

こうなりました。

絵画、音楽ともに知識は浅いのですが
シュールレアリズムの音楽化というか
神話でもファンタジー物語でもオカルト物語でもない
「不思議」としか言いようがない感じが表現されてて
凄い!と感じました。

Aメロの最後の歌詞は、Bメロの最初の歌詞に係る感じですね。
A1-B1もA2-B-2も。

Cメロの『扉~空に』という表現は「9月16日」とは別のマグリットの作品由来です。
マグリット好きな方ならわかって頂けるかもしれません。
(もしかしたらマグリットは「扉」も「空」もよく使ってるので
複数の作品が該当するかもしれませんが…)


この詞はこまねこ様の下記の曲を元に作詞させて頂きました。ありがとうございました。

http://piapro.jp/t/mjEH

閲覧数:166

投稿日:2015/01/15 19:26:27

文字数:826文字

カテゴリ:歌詞

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