ジャケット

月影、満ち欠けつつ、夜の海にその身を映す。
風も無く、音も無く、ただ涼しげな光放つ。

透き通る、海の上、小さな舟、漕ぎ出て、
清らかに、降り注ぐ、光に誘われ、祈る。

ツクヨミよ、永久に、この海原を、照らし続けておくれ。
あの人の、帰る、この島並みが、浮かび上がるように。


月影、追いかけつつ、夜の海にその身を溶かす。
波も無く、音も無く、ただ月明かりの中浮かぶ。

水面に映る月、手を伸ばして、掬い取る。
揺らめいた、手の月を、力込めて、投げつける。

ツクヨミよ、早く、私の許へ、あの人を連れてきて。
あふれ出す、涙、この海原を、覆い尽くす前に。

ツクヨミよ、春を、この海原に、早く届けておくれ。
あの人の、帰る、この故郷が、花で満ちるように。

00:00 / 05:46

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

冬月

今年一曲目になります。「とうげつ」と呼びます。
曲名の由来は歌詞のほうをご覧ください。

今回は二胡、古筝を手弾きしています。なかなか良いテイクが取れなくて、物凄い数の録音をしてしまいましたw

閲覧数:643

投稿日:2011/02/22 01:57:26

長さ:05:46

ファイルサイズ:10.6MB

カテゴリ:音楽

クリップボードにコピーしました