置いていかれて夜の隙間
想え思うほど損な話
生まれ落ちた 意味も意思も
どうにも分からないのさ
乾いた夜空に月も嘲笑う
星を引き裂いてカナリア
君は君で 私は誰で
薄明かりには夢 月が照らす坂道 手を振る君に

「行かないで!!」 遠くなる背中
追いかけて転んで泣き虫だ
羽ばたいて 行く充てもないのに
不確かな願いを空に 躍らせていたんだ


なにもなく冷めるくらいなら
それなら君に殺されたいな
このこころも この記憶も
すべてを焼き尽くしたら
盲目 過信 に気遣いは無用
その優しさが邪魔なんだよ
月は満ちて 私は欠けて
君の面影にさ 寄り添うだけ亡骸 もういないのに


行きたいな ここではない場所へ
君がいない世界などいらない
逝きたいな 何処にもない場所へ
届かない言葉だけを 抱きしめていたんだ


眩しくて 痛くて
輝いて 怖くて


儚いな 空に咲く月が
星もない夜に独りきりさ
泣かないで 身体を捨てるから
私が私に帰る日まで
いきたいな ここではない場所へ
いきたいな どこでもない場所で
暗がりに溶けて 独りで歩くわ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

月乃 歌詞

閲覧数:6,913

投稿日:2011/11/07 23:12:45

文字数:508文字

カテゴリ:歌詞

ブクマつながり

もっと見る

クリップボードにコピーしました