深い森に囲まれた 連なる鳥居の奥に
眠る魂がひとつ 不意に目を覚ました

見渡してもあの時見た 景色はもうここにはなくて
戻る社(ばしょ)さえ疑って 彷徨い歩く

覚えてるものは少しだけ残ってる
けれど違う気もして悲しくなる
遊びに来ていたあの幼い子供は また来るのかな

石段にそっと座り 見える景色を眺めて
毎日来る君を見て 話しかけてみても

振り向かず奥へと進む 僕は背を見送るだけで
空しく空回りしてく その繰り返し

大輪の花火を君の隣で見た
気付けば君は僕を見つめていた
傍にいてくれてありがとうって言って 笑ってくれた

“人を愛した神の存在は消える”
そんなことなど忘れてしまってる
いつか逢えなくなることにも気付けない 眠リ狐

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  • 非営利目的に限ります
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眠リ狐

閲覧数:292

投稿日:2012/09/06 17:10:10

文字数:323文字

カテゴリ:歌詞

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