言の毒と音の針

投稿日:2021/06/30 22:09:04 | 文字数:811文字 | 閲覧数:230 | カテゴリ:歌詞

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こわっ

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コノトキシンアコニチンアピトキシン
毒を食らわば皿までは無理だけど
取り込んでしまえば容易に壊して
息も続かなくなって最後は横たわる

ああこれは何かにとても似ていると思ったんだ
そうだこれは私の言の葉の様じゃないかって
君の中に侵入して深く刺さっていずれ食い破る
無意識のうちに脳内を這いずり回って意思を阻害

でもさ滑稽じゃないか?毒は人が決めるもの
自分以外では毒にならないかも知れないのに
ジワリとどこまでも広がって速やかに終わっていく
君はとても楽しそうでなんだか私も嬉しいよ

言の葉の毒を煎じてはいけない
熱に強いから加熱しても消えない
生で取り込めば効き目は千倍
もっとよく見せて効き目が見たい


エンテロトキシンロイコシジン硫化水素
毒をもって毒を制すって簡単に言うよね
染み渡った体で何をするって言うんだろう
幻覚幻聴妄言で朝まで踊り狂っていようか

ああそれは何かにとても近しいって思ったんだ
そうだそれは私の音の針の様じゃないかって
君の心に抜けない針を幾つも幾つも差し込んで
毛よりも細い自在針は体中を駆け巡り壊死を助長

でもさ心外じゃないか?針は隙間に刺さるもの
自分にも気付かない心の隙間を埋めていくのに
シュルリとどこまでも辿り着いて速やかに塞いでいく
君はとても虚ろそうでなんだか私も眩しいよ

音の成す針を飲み込むと痛み出す
喉は弱いから消毒しても爛れてく
耳を塞いでも体中で受け止めていく
もっとよく聞かせて心音のエンドロール


作用も副作用も毒にとっては関係無い
効果も副次効果も針にとってはどうでも良い
プラセボノセボでのぼせてアシドーシス
君に届いて何かが変われば全て既に毒だよ

高倍率電子顕微鏡の向こう側でニヤリ
加熱された試験管のこちら側でにこり
明日はどんな毒を君に届けようかって
君の中のどんな感情を操作しようかって


いつもいつだってそればかりの頭の中なんだ

密かな呪文があなたの片隅で灯るように

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