真っ白な世界だった
触れたものは灰になり
花は咲く前に綻んでいく
真っ新な世界だった

記憶の果てには眠る君の顔
温もりはもう思い出せない
体の痛みだけが真実のようで
どうしてかな どうしてかな
気づけばいつも 手を伸ばしている

温かいのかな それとも冷たい?
わからないけれど 触れたかった
君に触れたかった

愛しい人 僕の唯一


嘘みたいに穏やかな死の前で
僕は心から笑っていた
どうしてかな どうしてかな
君が見える

君が見えるよ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

君が見えるよ

閲覧数:923

投稿日:2017/07/11 18:47:51

文字数:222文字

カテゴリ:その他

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