あの頃私は空を見ていた 羽ばたく鳥が眩しく見えた
いつか私も空を飛べたら そんな思いを夢に描いた

羽ばたくことは辛くなかった 高まる視界が幸せだった
拡がる地平を見下ろしながら どこまでも飛べるそんな気がした

降りてく雨の欠片も避けて 流れる風音背中に聞いた

この白い雲突き抜けた先へ 誰にも邪魔されない場所へ
音も昨日も無くした空へ 明日に向かって広がる青へ
辿り着けると信じた道へ


悲しい青などそこには無くて ただただ眩しい色に抱かれた
けだるい重さも忘れかけてた まるで世界は夢のよう

誰も届かない空の境目 漂う自由が素晴らしかった
溶ける感覚光を浴びて 羽を広げて生きた気がした

流れる星と肩を並べて 終わらぬ夜も白夜に変えて

あの白い雲突き抜けた先へ いつでも邪魔されない場所へ
声も視線も届かぬ空へ 明日に向かって色付く青へ
羽ばたき続けて掴んだ道で


目が覚めれば篭の鳥 狭くて四角い石の中
夢に描いた無限の空は それでも忘れられなくて

羽ばたく羽はないけれど 飛び立つ心は胸にある
拡がる地面を蹴り上げながら どこまでも飛べると信じ続けた

重力なんかじゃ止まらない 反り立つ壁すら超えていけ
走れ、走れ、私よ走れ 羽ばたく夢ならここにある

あの白い雲突き抜けた先へ ここから繋げる夢の場所へ
胸と希望が溢れる空へ 明日に向かって駆けてく青へ
辿り着けると信じた道へ 
辿り着けると信じる道へ



ひらがなver

あのころわたしはそらをみていた はばたくとりがまぶしくみえた
いつかわたしもそらをとべたら そんなおもいをゆめにえがいた

はばたくことはつらくなかった たかまるしかいがしあわせだった
ひろがるちへいをみおろしながら どこまでもとべるそんなきがした

おりてくあめのかけらもよけて ながれるかぜおとせなかにきいた

このしろいくもつきぬけたさきへ だれにもじゃまされないばしょへ
おともきのうもなくしたそらへ あすぬむかってひろがるあおへ
たどりつけるとしんじたみちへ


かなしいあおなどそこにはなくて ただただまぶしいいろにだかれた
けだるいおもさもわすれかけてた まるでせかいはゆめのよう

だれもとどかないそらのさかいめ ただようじゆうがすばらしかった
とけるかんかくひかりをあびて はねをひろげていきたきがした

ながれるほしとかたをならべて おわらぬよるもびゃくやにかえて

あのしろいくもつきぬけたさきへ いつでもじゃまされないばしょへ
こえもしせんもとどかぬそらへ あすにむかっていろづくあおへ
はばたきつづけてつかんだみちで


めがさめればかごのとり せまくてしかくいいしのなか
ゆめにえがいたむげんのそらは それでもわすれられなくて

はばたくはねはないけれど とびたつこころはむねにある
ひろがるじめんをけりあげながら どこまでもとべるとしんじつづけた

じゅうりょくなんかじゃとまらない そりたつかべすらこえていけ
はしれはしれわたしよはしれ はばたくゆめならここにある

あのしろいくもつきぬけたさきへ ここからつなげるゆめのばしょへ
むねときぼうがあふれるそらへ あすにむかってかけてくあおへ
たどりつけるとしんじたみちへ
たどりつけるとしんじるみちへ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
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空を夢見た篭の鳥

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投稿日:2020/04/03 13:16:39

文字数:1,369文字

カテゴリ:歌詞

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