A
着慣れない浴衣袖通しては
結い上げた髪に花付ける
今宵は唇に紅をさし
大人びた姿で君のもとへ

A'
待ち合わせの木の下立つ君と
視線が合った
「遅い。」と言って目をそらす君
なんで恥ずかしそうなの？

B
君と逢って　高鳴る鼓動
夏のせいで　火照っているの？
少し前を　歩く君との
距離が　もどかしすぎて…

サビ
夜空に咲く　花の様に
舞い上がる　乙女の恋花火
君は　気付いているのかな？

隣に立ち　空を見上げる
君の瞳には今
何が　見えているのかな？
教えて

A
履き慣れない下駄が邪魔をして
2人の距離が離れていく
人ごみの中はぐれないよう
言い訳して握った手

B
触れた肌が　熱を帯びてく
気付かないで　恥ずかしいから…
離しかけた　この手のひらを
君が　握り返した…

サビ
夜空に咲く　花の様に
舞い上がる　乙女の恋花火
君は　気付いているのかな？

何も言わず　歩幅を合わす
不器用な優しさが
たまら　なく好きなんだよ
気付いて

落ちサビ
儚く咲く　夜空の花
いつか散る　運命(さだめ)だったとしても
胸に　その光は残る

手を握って　眺める花火
この一瞬がずっと　続いたら…

大サビ
夜空に咲く　花の様に
舞い上がる　乙女の恋花火
君に　届いているのかな？

火の粉となり　ひらり散っても
その儚い光は
2人　の未来照らしてる

ずっと　手を離さないと
誓うよ