きっと月夜はそうだった
流れ星を見つけて手あたりしだい
手を組んで、目を瞑り、
ぱくぱくと口を動かしていた

笹の葉さらさら
風に揺れ
短冊一枚舞ってった
あの子の書いた桃色短冊
藍に溶けて舞ってった

「わたしの願い事が無い
きっと叶わないのかな」
悲しそうに俯いた君
「でもきっと、お空の神様が持ってったんだよね」
涙が滲んでいるその目を忘れられなかった

きっと月夜はそうだった
お祭りが大好きで一番ちびな
二つ結びの女のこ
短冊と一緒に神様が―――

あの子みたいに星空を眺めてみる
「願いを叶える流星なんて」
そうバカにしたら唇尖らせ
「夢見るくらいいいじゃない
連れてかれる訳じゃないんだから」

お前、空の向こうじゃん
連れてかれちまったじゃねえか

きっと月夜はそうだった
流れ星を見つけて手あたりしだい
手を組んで、目を瞑り、
ぱくぱくと口を動かしてみた

あの子の願い、叶えろよ
バカミサマ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

月と流星、ネガイボシ

地上のカササギも決壊したようで

閲覧数:132

投稿日:2013/06/09 16:38:15

文字数:405文字

カテゴリ:歌詞

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