永遠に似た時間の中
漂うように意識さえ遠く
薄い膜に覆われた夢だけ
瞼の裏側に描いてる

過ごした日々の輝きが
君のいない世界に
虚しさだけ孕む

痛い胸を抱えて
見上げた月は青白く
満たされないグラスに
今日もまたアイを注ぐ
零れるだけだと知りながら
頭の中くるくる巡る
笑顔が溶けて消える日
僕の体は風に攫われて
塵となるだろうか

桜吹雪、蜃気楼さえ
面影ばかり思い起こす
沈んだまま掬えない夢だけ
あの日の中はしゃいでる

涙さえ光に変える力
君のいた世界に
取り残されている

寒い膝を抱えて
削る心に灯を望む
割れたままの鏡に
傷ついた羽を委ねる
意味などないと知りながら
季節はまたくるくる巡る
白が黒に染まる時
二人の間の赤い糸
穢れるのだろうか

空さえ越えて
時を歪めて
全て喪い
それでもいい
君にただ一目

涙の欠片宿して
淡い蛍は灯を灯す
″もう前を向いて″
愛してた胸に委ねる
幻で構わない

痛い胸を抱えて
見上げた月は青白く
満たされないグラスに
今日もまたアイを注ぐ
零れるだけだと知りながら
頭の中くるくる巡る
笑顔が溶けて消える日
僕の体は風に攫われて
塵となるだろうか

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蛍灯残火

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投稿日:2019/07/24 09:28:10

文字数:504文字

カテゴリ:歌詞

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