突然被せられた電子音
目を瞑れば流れる未知世界
リズムだけを刻む利き足
初めての景色

傍らで同じ歌口ずさむ人
片耳でその音を追ってた

数ある声の中たった一人
やけに頭に残っていて
何気ないセリフ その横顔と重なる
もう過ぎた季節のこと


突然途絶えた電子回路
目を開けたら真っ暗な部屋
面影探し暮れた途方
初めての感情

傍らで同じ歌口ずさむ人
その姿は音もなく消えて

数ある歌の中たった一つ
きっと一生消えない旋律
何気ない日々が 幻へと変わってく
遅過ぎた二つの時間


悲しみだけ独り歩く 記憶の狭間
ただ一つだけこの手に遺ったもの
傷だらけで 音も途絶え 飾りと化した姿
それでもまだ 何故誘われて涙


傍らであの日笑ってくれた人
その姿は焼き付いた背中だけ

数ある声の中たった一人
やけに心にひっかかって
外れないコトバ この涙で壊して
もう終わった季節の午後

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想い出ヘッドホン

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投稿日:2015/05/13 23:18:58

文字数:391文字

カテゴリ:歌詞

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