・レトロノイズ囁くように・

簡単な朝は薄いコーヒーに流されて 砂糖は入れない なんとなく なんとなく
優しい距離にもう何度目かの空しさ受け入れて 今日も世界は廻るらしい

不規則に振動する違和感に 気付く暇も無く 乾く音 暮れてゆく
白く濁る耳障りな雑音無視して また世界は始まるらしい 

何も思い出せない事を思い出す 脳裏に何度も浮かんでくる君は誰?
あぁもうウザイな どっか遠くに消えてくれよ でも視界の隅から外れないんだ

「さよなら」また今日が記憶に変わってく
遠ざかる 行方知れずの声がまだ消えない
レトロノイズ囁くように この影に僕がいる

簡単な朝は相も変わらず続くから 忘れたフリして隠してたのかも
騒がしかった時の事 鍵を掛けた事 あの日の、あの子の事

いつの間にかこんなに距離が出来てしまった 懐かしさに良く似た耳鳴り響きだす
あぁそうだ 確かあったね、そんな約束 君はちゃんと進んでたんだね

「バイバイ」交わす度何度も零れ落ちた
僕の声で ここに在ったこと 届くよう叫んだ

「さよなら」忘れても変わらない記憶だ
「じゃあまたね」浮かぶ声が少しだけ笑った
レトロノイズ掻き消すように 今雲が解けていく
レトロノイズ囁くように 僕はまだ生きている
この場所で生きている

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

何を忘れたのか、忘れた

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投稿日:2015/02/06 00:20:14

文字数:548文字

カテゴリ:歌詞

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