戦国慕歌路絵巻 風雲!鏡音伝 第1話 不思議な鏡

投稿日:2010/03/02 21:45:41 | 文字数:3,500文字 | 閲覧数:518 | カテゴリ:小説 | 全2バージョン

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☆明けましておめでとうございます!。新年一発目の作品は、正月から始まります!。

☆オリジナル作品第9弾である、「戦国慕歌路絵巻 風雲!鏡音伝」の第1話です。

☆今回は徹底的に設定を“日本時代劇”にしてみました。

☆レンの巫女は、個人的にツボだったりします。ちなみにリアルでは、巫女になるには、黄色い髪はNGです。それ以前に男性はダメですが・・・。

☆今回も、宜しくお願いいたします!。

******

hata_hata様が、第1作目のきのこ研究所のイメージイラストを描いて下さいました!。まことに有り難う御座います!。
『「却下します!」』:http://piapro.jp/content/oqe6g94mutfez8ct

☆hata_hata様が、第2作目のきのこ商店街のイメージイラストを描いて下さいました!。本当に有り難う御座います!。
『causality』:http://piapro.jp/content/c0ylmw2ir06mbhc5

☆nonta様も、同じく商店街のイメージイラストを描いて下さいました!。本当に有り難う御座います!。
『ようこそ!、きのこ駅前商店街へ!』:http://piapro.jp/content/dmwg3okh7vq1j8i1

☆あず×ゆず様が、第8作目の部室棟の死神案内娘“テト”を描いて下さいました!。本当に有り難うございます!。
『おいでませ!木之子大学・部室棟へ♪』:http://piapro.jp/content/rsmdr1c3rflgw7hf

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<戦国慕歌路絵巻 風雲!鏡音伝 第1話 不思議な鏡>

とある街の高台に、何も変わらない・・・いや、正確には1つを除いて、普通の神社である“鏡音神社”がありました。

(1月4日・鏡音神社・おみくじ売場)

幼稚園児の女の子:綺麗なお姉ちゃん、おみくじ1つ下さいな♪。

黄色い帽子を被った小さい女の子は、部屋のおみくじカウンターに立っている綺麗な巫女さんに100円を差し出した。

手伝い巫女のレン(以下、レン):あ、いや、俺は・・・・・、はい、お嬢ちゃん、このおみくじ箱をガラガラして、おみくじ棒を1本取り出してね。
幼稚園児の女の子:うん。ガラガラ~。

ガラガラ・・・・・

ポイ

幼稚園児の女の子:お姉ちゃん、コレが出たよ。
レン:はい、ありがとうね。えっと・・・、リン姉さん、“あ”の“1”です!。

レンは出てきたおみくじ棒の番号を、部屋の奥にいた、姉で手伝い巫女の鏡音リン(以下、リン)に伝えた。

リン:はーい、綺麗な巫女さんのレンさーん!。今、持って行くわよ~♪。

レン:お願いしまーす(うぬぬ、リン姉め、からかいやがって・・・・)

リンは“あ”の“1”番のおみくじを持ってきて、レンに手渡した。

レン:はい、お嬢ちゃん、これがおみくじですよ。中に書いてあることをお父さんお母さんに説明してもらって、神社の木に結って置いてね。

レンは女の子に、おみくじを丁寧に手渡した。

幼稚園児の女の子:はーい♪、綺麗なお姉ちゃん、ありがとー♪。バイバーイ!。

後ろでヒヤヒヤしていた女の子の両親もペコリと頭を下げた。レンも軽く会釈して、女の子に返事をした。

レン:はい、バイバーイ!
リン:くすくす
レン:(くっ・・・・なんで毎年俺まで・・・・)

そう、変わっているのは、男の子が巫女をやっている神社、ということです。でも正確にはもう1つあるのですが、それはこれから起こる出来事でわかってくるのです。

***

(鏡音神社・夜・休憩部屋)

その鏡音家の双子と神主の父は、まだ制服(?)の姿のまま、今日の営業が終わった神社の休憩部屋でくつろいでいた。

レン:ふー、疲れた。
リン:綺麗なおねーちゃーん
レン:リン姉!、あの時といい、今といい、からかわないでくれよ。俺だって好きでやってるんじゃないんだから。親父だって、また今年も俺まで“手伝い巫女”やらせて!。去年は忙しかったから理由を訊かなかったけど、“男が巫女”って、それ神社的にいいのか?。
神主の二人の父:しかしだな、世の中の“ニーズ“って物があるんだよ。
レン:は?。

父は“神社ご意見箱”と書かれた木の箱を持ってきて、鍵を開けて、逆さにした。

バサバサバサバサ・・・・

レン:うわ、また今年は結構あるんだなぁ・・・・親父、これ全部クレームだったら、どうすんの?。
父:いや、たぶん、今年“も”、全部クレームじゃないだろうな。
レン:え?。
リン:“要望”よ。

父とリンはランダムに数個、折り畳まれている何か書かれた紙を、広げて、読んでみた。

父:『あの黄色い髪のおみくじ売場で立っている綺麗な巫女さん、名前を教えて下さい』
リン:『おみくじ売場のカウンターの綺麗な巫女のお姉さんを紹介して下さい』
父:『あのおみくじ売場の巫女のお姉さん、来年もいて下さい、会いに来ます!』
リン:『おみくじ売場にいる巫女のお姉さま、惚れました』
父:『学校で噂になってます。町内巫女ランキングの1位でした。また来年も来ます』

レン:・・・・・・・・

リン:悔しいんだけど、私へのこーゆー意見って、毎年、両手で数えられる位しか来ないのよね。
父:でもって、レン、お前へのこういう意見は、見ての通りだ。しかもこれは一部なんだな。昨年、お前に手伝って貰ってから、こういう意見の数が鰻登りでな。おみくじの売り上げだけで、2年前と比較して、倍以上になっておるんだ。
リン:まぁ経営の事は抜きにしても、参拝客のほとんどが、“あなた目当て”、で来ているのよ。だから、やめるにやめられないのよね。
父:ワシも不本意なんだぞ?。巫女の条件は、“黒髪”、“飾り物をしてない女性”だからな。

レン:お、俺は、看板娘にされているのか・・・・。
リン:レーン、今日だって、可愛いお嬢ちゃんが、目をキラキラさせて、おみくじ買っていたじゃない。お客さんの期待は裏切っちゃだめよー。
父:レン、わかってくれるか?。巫女姿のお前が立っているだけで、神社に華が咲くんだよ。

レン:・・・・わかったよ・・・・今年のピークは過ぎたし。それに他のバイトの巫女さんに迷惑かけちゃいけないしな。
父:すまんな。
リン:まぁ、レンも解ってくれたことだし・・・・・・・あれ?、誰あれ?。

リンはすっくと立ち上がって話を終えようと思った時、暗闇の窓の向こう、神社の灯りが届く付近に、人影を見つけた。レンも立ち上がり、リンが示す方向を見つめた。

レン:ほんとだ・・、って、巫女服じゃんか!。なんか緑の長髪・・・ツインテールっての?、親父!、まだ帰っていないバイトさん、いるのか?。ってか、あんな巫女さん、いたっけ?。
父:い、いや、全員帰っているはずだが・・・というか、あんなバイトの巫女さん、いないはずだぞ。
リン:って!、“木之子洞窟”の方へ向かっているじゃないの!。
レン:え!?、親父!、確かあそこ、“立入禁止”だったよな!?。
父:ああ、そうだ。すまんが二人とも、あの巫女を連れてきてくれないか!?。神社といえども警備は怠ってはいかんからな。ましてや知らない巫女がここに来るってことは、いろいろ問題が出てくる可能性もある。
リン、レン:はい!。

リンとレンは巫女姿のまま、懐中電灯を持って、つっかけ(サンダル)をはいて、急いで人影を追っかけていった。

(木之子洞窟前)

人影は“木之子洞窟”の前で見失ったのだが、入り口前のパイロンと棒が一組、外されていたので、間違いなくこの中に入った事が伺えた。

レン:リン姉、困ったね。この中だよ、きっと。
リン:うん。間違いないと思う。でも、ここ、ずっと立入禁止で、私たちも入ったことないんだよね・・・あれ?、奥に光が?。

木之子洞窟の奥に、懐中電灯のような、携帯式の灯りらしき“光”が見えた。光は奥に移動していた。

リン:ど、どうしよう・・やはりお父さんを連れてこようか?。
レン:いや、だめだよ、今度見失ったら、マジで見つけられなくなるよ。俺、三面記事に出たくないぞ。
リン:わ、わかった。一緒に追いかけよう!。
レン:行こう!。

二人は小さくなった光を追いかけて、木之子洞窟の中に入っていった。

(木之子洞窟内)

リン:な、なんかここ、“きのこ“を栽培できそうな位、暗くてジメってしているね。
レン:そ、そうだね・・・っか、巫女姿でここをスタスタ歩けるって、どういうことだ?。
リン:とりあえず、光はまだ見失ってないから、追跡は続けよう。
レン:そうだね。

(木之子洞窟・最奥の部屋)

かなり奥まで歩いてきたとはいえ、途中、枝分かれした道はなかった。だから確実に“この部屋”にいるはずなのだ。しかし、リンとレン以外、誰もいなかった。光を出す物も残されてなかった。

リン:ちょ、ちょっと、これって、いわゆる、“ユーレイ”、とかそういうヤツ?。
レン:・・・・いや、確かに見たし、足もあった。姿もしっかりしていたし、間違いなく“人”だったよ。ということは、“隠し部屋”とか、そういう“ギミック関係”だぞ、これ。
リン:え、でも・・・。

リンは懐中電灯で部屋をぐるっと照らしてみた。狭いが古い祭壇のような場所で、中央に化粧が施されている“古い鏡”が置かれている位で、他は珍しい物、ギミックに繋がるような“棒”などは全くなかった。

リン:ここ、なんにもないよ・・・。
レン:・・・・って事は、この古い鏡に謎があるってことだね。例えば鏡面に光を当てるとか。

レンは懐中電灯の光を鏡の真っ正面から鏡面に当てて光を反射させた。

すると鏡で反射した光は、部屋の隅々の“光沢のある石”で次々に反射していき、そして、元の鏡の鏡面に戻ってきた。そして、

ゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・

レン:な、なんだ!?、部屋が揺れているぞ!。
リン:ちょ!、まさか本当に“光のギミック”だったってこと!?。

そして部屋全体が輝き、鏡の鏡面からまばゆい光が発せられ・・・・そして、リンとレンは意識を失った。

更新は相変わらずゆっくり目ですが、安定してきました。

基本、テキストでのボカロ小説で活動してます。今は、

『Dear My Friends! 2期』
(最近は"ディアフレ!"って略記することが多いです)

を連載投稿してます。

たまにイラストも投稿してます。

コンテンツの利用に関しましては、事前事後問わず、コメントにてお願いしますね。

投稿告知などは、twitterでやってます。

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作品へのコメント3

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    ご意見・感想

    あけましておめでとうございますっ^^ayuuです☆
    新作拝見させていただきました~
    おおっ!!時代モノいいですねぇ~!!!
    こういうの大好きです。
    レンの巫女姿を想像すると笑えますねwww
    隠れキャラの正体わかりました^^
    ではでは~♪

    2010/01/02 14:42:00 From  ayuu

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    メッセージのお返し

    ayuu様、明けましておめでとうございます!、今年も宜しくです!

    > おおっ!!時代モノいいですねぇ?!!!

    有り難うございます!。まぁ導入は現代からなのですが、ほとんどが過去の時代の話なので時代劇となります?。とはいえ私の小説の常で、どうなるかわからない展開、というのは今回も健在でございます?☆

    > レンの巫女姿を想像すると笑えますねwww

    いやー、レン君に私の毒牙の魔の手が遂に伸びてしまったという感じは否めないですが、前の女学園で女装させられているので、今に始まったことではないですが・・・・。

    えっと、レン君の”巫女”って、イラストで検索したら、2作品くらいですが、ありました。またイラストの元になった小説というのも、名前不明ではあるものの、ありました。前例有りということで、安心して胸をなで下ろしている所です(あれ?)

    当方の頭にあるレン君は、冒頭の幼稚園児のお買い物会話の時は、化粧してないのに凄い可愛い巫女さんってイメージです。そして過去に行ったときは、必要に応じて女性らしく振る舞うものの、基本、神主姿と思って闘う陰陽師的存在、と分けて考えてます。

    そうそう、BL的味付けとか、がくぽ侍と怪しい関係とか、そういう味付けはしませんのでご安心を。まぁ文芸の有名小説の中には、BLに限りなく近い高尚な作品もあるんですが・・・。

    > 隠れキャラの正体わかりました^^

    おめでとうございます!。それで正解です!。

    ”あ?1”が大ヒントで、それをネット検索にかけて”公式イラスト”を見れば一目瞭然となります。

    とある口達者なスーパー幼稚園女児でございます。本編のメインキャラには出来そうもないので、隠しキャラにしました?☆

    ご閲覧、コメント、有り難うございます!。

    2010/01/02 22:20:08 enarin

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    その他

    すみません、1つコメントの内容で忘れていました!

    実はこの時点で一人、隠しキャラがいます。

    1)黄色い帽子をかぶった幼稚園児
    2)おみくじが”あ-1”→”あいち”→”あい”

    さぁ誰でしょうか?。

    ではでは~

    2010/01/02 11:08:42 From  enarin

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    ご意見・感想

    ども。あけましておめでとうございます!
    あ、丁寧な年末と年始のご挨拶メッセをいただき、誠にありがとうございました。ことよろ~(^o^)/

    ところでお悩みだった件、「みくりんキノコ祭り」のシリーズとして上げることになさったんですね。
    しかし、ノンストップリミックスミュージックのように次から次へと紡ぎ出される物語、enarinさんの枯れる事が無いかのようなアイディアの嵐に、もう只々某然です。いやぁ、今度は戦国時代ですか! そういえば、今どきは『歴女』の出現とか、戦国や歴史のブームですからね。それをボカロキャラ達がどう演じるか、楽しみです。

    …って! ちょwww いきなりレンが巫女~www ニーズって、どんな街だ~www
    しかも単なるお笑いネタかと思いきや、なんか伏線っぽい流れになってるし!
    そうこうしているうちに、タイムスリップで戦国時代とか、もう半村良さん顔負けの展開ですね。
    年号とか見て、一瞬アレッ?って思ったけど、なるほど、パラレルワールドということで、事前にタイムパラドックス回避策も…。さすが綿密です。
    そして、色々進んでいるらしい“陰陽道”とな。ハガレンの錬金術が、現代のソレとは時系列を異にしていた…と似たような感じでしょうか。また、安倍晴明や役小角っぽい役柄の人たちも出るんでしょうか。
    もう、しょっぱなからこんなに餌を撒かれたら、もうwktkするほかありませんw

    2010/01/01 22:28:49 From  nai☆

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    メッセージのお返し

    nai☆様、明けましておめでとうございます!

    > メッセ

    あけおめことよろです!。実はこの1話、1/1 0:00を待ってアップしました。縁起もいいかな

    > シリーズ

    いろいろ考えた末、まぁシリーズもここまで続いたし、継続しようって事で第9弾にしました。また名前だけかもしれませんが・・・

    > アイディア

    有り難うございます!。今回は結構考えました。どうすんべーっと。流れは以下の通りです

    1)正月スタートは決まっていたから、神社かな
    2)神社なら巫女さん
    3)双子の巫女で行こう
    4)それならレンも巫女さんだ
    5)巫女なら歴史物か
    6)全部時代劇よりタイムスリップ物かな
    7)戦国なら、家康、秀吉、信長は大事

    こういう流れでこうなりました

    > 歴女

    有り難うございます!。確かに戦国ブームですね!。この戦国ブームは某国営ドラマと某パチンコの傾奇者さんでブレイクでしたね。日本人は、時代背景、精神論、両方で自国の文化とシンクロするのかなぁと思ってます。時空探偵社では他国歴史中心で行ったので、今回は全部日本にしようと思いました

    > レンが巫女

    レンきゅん、すまんです?。今回はマク○スFのア○トの如く、頑張って巫女を最後まで演じてくれ?♪。でも女の子より可愛い巫女さん設定です

    > 伏線

    予定外と言ってましたが、さぁ、どうなるのでしょうか?

    > 半村良さん

    戦国な自衛隊ですね。タイムスリップ先まで同じ感じでした?。というか1548,9年って、大事な年なんですよね

    > パラレルワールド

    このパラレル設定、最低二重の意味でかかってます。1つはパラドックス回避。もう1つ以降は・・・

    > 陰陽道

    イメージはハガレンですね。ルカさんが時空に関われたり、家康がこういうことを理解できたり。でも和風な感じで通します

    > 安倍晴明や役小角

    陰陽に呪術ですね。信長すら生きているので、もしかして・・・

    > 餌

    じつは1話は”家康と関係者との対談”まで入れる予定でしたが長くなってしまうので、2話に分けました。次回の話はすんなり書けると思います

    ご閲覧、コメント、有り難うございます。今年も宜しくです?♪

    2010/01/02 10:48:29 enarin

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