あなたの悲しい顔、もう見れないので
音も立てずに、サヨナラします
眠る横顔に、最後の口づけを。
「愛してくれてありがとう」

サヨナラ、僕の小さな世界で一番大好きなあなた



足はもつれて、冷たい大地に削られて、
夜空は僕だけ見ているようで
僕は前だけを、前だけを見れたらいいのに
やっぱりあなたのこと、瞼の裏で見てた



いつか小さく些細なことで、僕をふと思い出してくれたなら、
他には何もいらないから



僕のこんな姿、もう見られたくないから
音も立てずに、サヨナラします
瞼の裏のあなたは、あの満面の笑み
「愛してくれてありがとう」

サヨナラ、僕の短い命のお腹いっぱいの温もり



暗い路地裏で、凍てつく夜風にさらされて、
思い出すのはあなたばかりで
今、命が終わろうとしているのに僕、
やっぱりあなたのこと、心配なんだ



過去の僕ばかり見ないで、新しい出会いを。
僕は一人でも大丈夫だから
でももしも
いつか小さく些細なことで、僕をふと思い出してくれたなら、
他には何もいらないから



あなたの幸せの一部になれたこと
それが僕の幸せ。だから僕は幸せ。
だから泣かないで

いつもいつまでも、大好きだよ

おやすみ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

静かな夜の果てへ

俺が中学の時、病気により若くして亡くなった猫さんの歌。

病に侵され、治る見込みもないということで、自宅につれてかえりました。
ある夜、猫さんは音もなく、いなくなってしまいました。
俺の布団には毛が残っていました。
最後に挨拶してくれたんだと思います。

歌詞というか、普通の詩として書いたのですが、もし曲を付けて下さるのならこんなに嬉しいことはありません。
その場合は、多少の改変などなさってもかまわないので、是非気軽にどうぞ。

閲覧数:76

投稿日:2010/05/08 00:54:11

文字数:519文字

カテゴリ:歌詞

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