月明かり 届きやしない
水面上でまた一人
息もたえだえ傷んでも
笑顔の仮面つけ
人並みの幸せ求め
走り回り疲れても
僕らまた離れていく
普通の世界は遠く

間違いなどない
僕らは正しい
のに、
どうしてだろう
光、掴めやしない

あぁ、崩れて壊れていく砂のお城は
いつかの思い出と重ねては怯え
卑下して独り井戸に篭ったとしても
既に海を知っている
待って待って、声を荒げても
過ぎ去って 泡に消えてく
嘘を吐いたところで
傷は増えるばかり
今更変えられないなら
ここから飛び立つしかない
羽がないとしても

さよならを言えず独り
夜の中探し廻り
弱い自分 壊せないや
否否と言いても
1.2.3でまた愚図る
小鳥達は羽休め
てもまたいつか飛び立つのさ
あの空へと独りで

意味などはない
価値もないかもしれないけど

崩され壊された僕らの「夢」を
掻き集めて一つの音に変えて
継ぎ接ぎだらけで傷だらけの
それが「本物」なんだと
きっとそうだ、これは紛い物
けれども偽物じゃない
ただ一つだけの
凡庸な「ガラクタ」
それでも何処かの誰かを
いつかは癒せるはずさ
諦めなどしない

意味なく潰えた駄作も佳作も
纏めて紡いだ僕の宝物
いつかきっと意味を持つと信じて
今を生きてゆこう

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

ジャンク・アート

閲覧数:138

投稿日:2018/05/02 19:51:44

文字数:538文字

カテゴリ:歌詞

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