幼い頃はよく遊んだ 残酷な運命を知らず
もう引き離され 長い年月が経つ 
今二人をつなぐのは 僅かに交わす手紙だけ

現実を思い知らされるだけとは分かっていても
諦めることができなかった
手紙に記したささやかな願い

『いつかあなたに逢えたならそのほほえみを見せて
 ずっと忘れぬよう瞼に焼け付くくらいに
 例え慰めだとしても答えなど要らないわ
 分かってはいるから 願いは決して叶えられないと』


想いを募らせる私に 現実は冷酷に告げる
遠く離れた地 旅立つ日迫ること
今私に残るのは あなたへ託す手紙だけ

知られたら 二人を待つのは破滅と分かっていても
諦めることができずにいた
手紙に記したささやかな願い

『どうか最後に一度だけそのほほえみを見せて
 ずっと忘れぬよう瞼に焼け付くくらいに
 それでどんな辛いことも乗り越えていけるから
 あなたへの手紙を書けるのもこれが……最後になるわ』


いつも狂おしい想いを 胸にただ秘めながら
逢うことなど決して 叶わないと思ってた
なのに今ここにあなたが 手が届きそうなほどに
夢幻でもいい この願い叶えられるのなら

 どうか最後に一度だけ そのほほえみを見せて
  (どうかその微笑みを見せて)
 二度と忘れぬよう 心に焼け付くくらいに
  (心に焼け付くくらいに)
 それ以上は望まないわ きっと引き返せない
  (望まないさ 引き返せない) 
 だから触れずにただ あなたをずっと見つめていたいの
  (あなただけずっと見つめていたいよ)

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

Last Letter ~切なる願い~

春月さんの曲( http://piapro.jp/content/w34pxyfqetue1d25 )に書かせていただいた歌詞です。
ありがとうございます。

「Last Letter ~消せぬ想い~」( http://piapro.jp/content/vxic7lt22q42h5nx )と対になっています。

【読み仮名】
1番A 年月(としつき)
S-1 夢幻(ゆめまぼろし)

【前のバージョン】
応募時歌詞が置いてあります。

閲覧数:934

投稿日:2010/07/08 18:52:07

文字数:651文字

カテゴリ:歌詞

  • コメント1

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  • 春月(はづき)

    初めまして、玲と申します。
    この度は私の曲に歌詞応募をしていただきありがとうございます。

    歌詞を募集するのは初めてなので、反応がなかったらどうしようと私もビクビクしていたのですが…素敵な歌詞をありがとうございます!!

    私的にはぽルカのイメージですね。
    切ない内容にぐっときました。
    何より設定がツボで、頭の中で物語がどんどん出来上がっています…


    他の方の歌詞と合わせて検討させていただきます。
    お時間いただきますが、結果をお待ち下さい。

    2010/01/17 23:18:28

    • 村上夏木

      村上夏木

      玲さん

      メッセージありがとうございます。
      こちらこそ曲に創造力(妄想?)がかきたてられ、歌詞を書くのがとても楽しかったです。
      歌詞の応募がたくさん来るといいですね。
      実はこっそり他の方の歌詞を見るのも、いろいろ学べるので楽しみの一つだったりします。
      玲さんの曲にとって、より良い歌詞にめぐり合えることを祈りつつ。
      どんな結果でも楽しみにお待ちしています。

      2010/01/18 23:07:11

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