こんにちはの方、お久しぶりです。始めましての方、始めまして。久々に登場してきたナレーターです。え？いい加減正体現せって？フッ…そんなの作者に決まってるじゃないですか。ま、そんなことはさておき、今回は一家の日常生活を・・・え？前回それらしきもの(？)見てるって？あー…。……。でもまだ学校生活とか見てないでしょーがーっっ！！…ハァ…ハァ…コホン。
ま、そんなこんなで、集まれ！ボカロ一家！！はじ…
全「始まるよ～！！」
ちょっ、くそ！またいいとこ取られた！！
＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊
「おっはよー！」

一家の朝はメイコのこの一言で始まる。

「ホラ、みんな起きて！カイト、ミク、リン、レン、あんた達今日学校で
しょ？がくぽはお昼からで、ルカは休講だったわね。」

「んー…。今日学校休むー…。」

「なに言ってんの！学校には今日は登校するってちゃんと伝えてあるんだから。ちゃんと起きて学校に行きなさい。あ、ルカおはよう。」

ミクの発言に学校に行けと言い、起き上がったルカにあいさつをする。
メイコに何度も起こされ、やっと目が覚めた6人は、制服と私服に着替えて食
卓に着く。

「さぁ、いつもの会議をはじめましょ。」

一家は食卓につくと、まず、朝の家族会議をする。朝の会議といってもその日のスケジュールを確認するだけなのだが。

「ルカ、今日のスケジュールをお願い。」

家族全員のスケジュール管理をするのは、一家全員で活動している人気アイドルグループ『ボーカロイド』のメンバー兼マネージャーであるルカの役目だ。ルカは立ち上がると、手元に置いていた手帳を開き、書かれていることを読み上げる。
「6月19日金曜日、カイと、ミク、リン、レンは朝から学校、がくぽはお昼から大学。メイコ姉さんはお昼からドラマの収録で、私は家でたまっていたレポートを仕上げる。夜は８時から一時間、生放送のアイドルステージの収録。その後私はマネージャー会議がある。…以上。」

「アイドルステージでは何を歌うのだ？」

「新曲。この前収録したやつ。」

「えー、あれ歌うのー？」

ミクが不満そうに言う。

「仕方ないじゃない。新曲出したんだから。私のドラマの主題歌になってる曲だし。」

にらみ合っている二人に少し遠慮しながら声が聞こえる。

「えっと、ところで、時間、もうあんまり無いと思うんだけど…。このままだと４人とも遅刻だよ？」

『あ…』

ミク、リン、レンの声が重なる。

「何してんの！早く仕度して学校に行きなさい！！」

メイコが怒鳴る。４人は「行ってきます！」と言うと、いっせいに家を飛び出した。
こうして一家の騒がしい一日が始まったのである。