Aメロ
夕暮れの密林
時外れの神殿
私でさえ忘れている
闇の匂いが近付く

Bメロ
血を好むもの
悪に魅入られるもの
五月蠅い声が
空洞を揺らす

S
火を掲げ 槍を放て
守るものさえ朽ちていても
兎の骨の形見を
受け入れた時から
私は古き礎の塵
神殿の守り人


Aメロ
雨(あま)濡れの宵闇
月隠れの神殿
私でさえ途絶えている
蜜の甘さが誘(いざな)う

Bメロ
非を望むもの
永久(とわ)に抱かれるもの
刹那い声が
結界を贄(にえ)る

S
眼を潰せ 愛を荒らせ
挑むものさえ亡いていても
兎の骨を噛み締め
創世(終わり)ゆく時まで
私は悼み礎の塵
神殿の守り人


Cメロ
神の遣い鴉が
今か今かと待っている
くだらない終焉


S
陽を遷(うつ)せ 灰を狩らせ
謳うものさえ空いていても
兎の骨の躯(からだ)を
承け容れた時から
私は旧き礎の塵
神殿の守り人




<ひらがな表記>
Aメロ
ゆうぐれのみつりん
ときはずれのしんでん
わたしでさえわすれている
やみのにおいがちかづく

Bメロ
ちをこのむもの
あくにみいられるもの
うるさいこえが
くうどうをゆらす

S
ひをかかげ やりをはなて
まもるものさえくちていても
うさぎのほねのかたみを
うけいれたときから
わたしはふるきいしずえのちり
しんでんのまもりびと


Aメロ
あまぬれのよいやみ
つきがくれのしんでん
わたしでさえとだえている
みつのあまさがいざなう

Bメロ
ひをのぞむもの
とわにいだかれるもの
せつないこえが
けっかいをにえる

S
めをつぶせ あいをあらせ
いどむものさえないていても
うさぎのほねをかみしめ
おわりゆくときまで
わたしはいたみいしずえのちり
しんでんのまもりびと


Cメロ
かみのつかいからすが
いまかいまかとまっている
くだらないしゅうえん


S
ひをうつせ はいをからせ
うたうものさえあいていても
うさぎのほねのからだを
うけいれたときから
わたしはふるきいしずえのちり
しんでんのまもりびと

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

塵芥(じんかい)の礎【作曲をして頂きました】

「驕るものはさえ、塵の一つ………」

とある方からお題を貰い、書かせて頂きました。
お題「兎」と、挑戦お題「神殿の守り人」です。
………物凄く、好きな作家さんの影響を受けているなぁ~と感じる作品です( ̄▽ ̄;)

閲覧数:1,062

投稿日:2016/08/09 22:50:06

文字数:857文字

カテゴリ:歌詞

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