【がくルカ】Secret answer【クリスマス】

投稿日:2012/12/20 22:17:44 | 文字数:4,135文字 | 閲覧数:876 | カテゴリ:小説

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少し早いですがクリスマスネタです。
クリスマスっぽさが微塵も感じられないただのgdgdですね←
舞台裏です。
甘いの目指したのに、「Jack-o'-lantern」のほうが甘いような気がしてなりません。

本日の結論。
私は、シリアスには向いていない←

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TEXT
 

12月。
忙しいこの時期に、外の空気はとても冷たい。
吐いた息も白く、真冬の風の冷たさが人々を襲う。

だからこそ、人は皆集まるのだろうか。
この寒さを乗り切るために、楽しい気持ちになりたがるのだろうか。
友達同士で遊び、家族全員で買い物に行き、恋人と幸せになる。
それぞれの温もりを求め、人は己の願いを胸に、他人と自分の時間を共有する。


冬、今年もこの季節になった。
積もった白い雪で遊ぶ。
新年の挨拶に行く。
夜のイルミネーションを見に行く。

いろいろあるけれど、12月といえばのイベントがある。
きっと皆、待ち焦がれているイベント。
それは、クリスマスだ。

クリスマスは、それぞれの願いに、一つの共通点があるイベントだと思う。
それは、「幸せになりたい」だと考える。
子供達は、サンタにプレゼントを願う。
家族は、家族全員の幸せを願う。
恋人は、パートナーとの未来を願う。
願いの形は違うが、目的としては一緒なのではないだろうか。


空からは、白く美しい雪が降る。
それは、冬の街を彩る、一種のアクセサリー。

もう太陽は沈んで、月明かりが街を照らす。
人々に、どうか神による祝福を。










<<Secret answer>>










「というわけで、あと少しで一つ年をとります!」


朝のミーティング。
会議の内容は本来のテーマとはかなり脱線して、双子の誕生祭になっていた。


「リン、一言いいか?」
「うん?どしたの、がっくん」
「お前らはまだ若いんだから、年をとるとかは言わなくてもいいと思うぞ?」


今日も今日とて、リンちゃんの意見に神威さんがツッコミを入れる。
そして相方のレン君は、どうでもよさそうにリンちゃんを眺める。


「あれー?それって、自分が一番年上だから、私たちに嫉妬してるのかな?」
「してねえよ。いや、俺が一番年上なのは否定しないけど」
「否定しないんだ」
「…えーっと。会議は、もう終わり…ということでいいんですかね?」


二人のやり取りを眺めていたミクちゃんが、まとめに入る。
こうでもしないと、全員がその場を離れられない。
ミクちゃんは、きっとそう判断したのだろう。
彼女が手をパンパンと叩く。それは会議終了の合図。解散だ。





仕事の予定が入っていないので、今日の昼食は私が作ることになっている。
であるからして、私は味噌汁に入れる玉ねぎを刻んでいた。


あのハロウィンの夜、神威さんが私にした『悪戯』。
それを知っているのは、当事者である私と神威さん、マスターの三人。
神威さんが部屋を去った後、私はなかなか眠れなかった。
彼はどうしてあんな事をしたのか。それを考えていたからだ。

あの夜から一夜明け、私を翻弄した彼は、いつも通りの彼だった。
少し期待してもいいのかな。そう思っていた私の気持ちは、あっけなく裏切られた。
結局、彼にとってあの夜は『夜の行事の悪戯』としか認識されなかったのだろうか。
彼の気持ちが、心が、全くわからなかった。

…あの夜、彼の心の中を私は勝手に想像していた。
翌日のいつも通りの彼が、少し冷たく感じた。
結局、一人でから回っていただけだった。



「…痛ッ」


考え事をしていて、今やっていることにまで、注意が回らなかったのか。
うっかり、包丁で指先を切ってしまった。
ついてない。水道の蛇口を捻り、指先の血を洗い流す。


「ルカ、どうした?…指切ったのか」


名前を呼ばれ顔を上げると、そこには神威さんが。


「か…神威さん」
「気をつけろよ?あと、念のため消毒しとけ」
「は…はい」


彼について考えていたから、指先を切ってしまった。
そんな自分が少し情けない。

彼はただ、私を心配してくれているだけだ。
私を見る目に、特別な意味など込められていない。
だけど、私は彼の目から視線を逸らした。
自意識過剰だ。そう言い聞かせても、私は…


何故だろう。
あの夜から、私はこれまでより強く、彼を意識し始めた。
彼とは、ただの仕事仲間。特別な関係になることなんてない。
そうやって自分に言い聞かせても、私は彼のことを考えてしまう。
こんな感情を持ったって、仕事の邪魔になるだけだ。
それに、彼は私の気持ちなど、きっとどうでもいい。
私のことなんか、「ただの仕事仲間」としか認識していないのだろう。


きっと、この思いは叶うことはないだろう。
そうやって、自分の気持ちに蓋をして、感情を押さえ込む。
この思いは、彼に気づかれないほうがいい。
それが最善だろう。




*




その日の夜。
リビングにいつもの八人が集まっていた。
今日はリンちゃん曰く「クリスマスあーんど、今年もお疲れ忘年会すぺさる☆」とのこと。
私にはよくわからなかったが、グミちゃんの訳では「クリスマスパーティーと忘年会をまとめた」ということになっている。
さすがグミちゃん。リンちゃんとすごい仲良し。


「…でさ、兄貴のチョークアタック、凄く痛いわけよ」
「確かにアレは凄いわよね。当たった時の音が凄いもん」
「まったく、アレをやらせるマスターはいろいろ駄目だよね!頭が」
「あぁ、ゆるちゃんね…。あれ、そういやゆるちゃんいないね?」


何故か、めーちゃんはマスターのことを「ゆるちゃん」と呼ぶ。
そしてそのマスターは、とある事情により遅れている。
とある事情ってなんだろう。カイトさんから聞いた話だから、よくわからない。


この「クリスマスあーんど(ry」は、一応パーティーと言っているが、別にいつも通りの夕食&雑段会だ。
違うところと言えば、新企画が持ち込まれるところだろうか。
ただ、その新企画はマスターが持ってくる。
そしてマスターはまだ来ない。
結論、いつも通りになった。

めーちゃんはワインを飲んでいた。
そして、隣のカイトさんと、愚痴を言い合っている。
ストレスでも溜まっているのだろうか。
カイトさんは、二日酔い防止のため途中からお茶を飲んでいた。
…二人とも、ちょっと笑顔だった。
その笑顔が怖いです。何かあったんだろうか?

鏡音双子は、テレビの電源を入れて、某運転ゲームをしていた。
たまに「うわ、キノコをこっちにやんなし」とか「バナナよ、なめるでないぞ」とか「痺れ薬いいい!」とか聞こえてくる。
いやいや、何が起きてるんですか。
普通にゲームしてください。
って、なんかあっち向いてホイやりだしたし。
あ、レン君が目潰しくらった。大丈夫かな。


グミちゃんとミクちゃんは、楽しく喋りながら食器を洗っていた。
私がやろうとすると二人に「休んでていいよ?」と止められた。
普段やってもらってるからたまにはやらせて、と。
二人はいい子である。


さて、私は何をやっていようか?
お酒は飲んでいない。飲めないことはないが、飲む気分ではない。
とくにやることもない。本でも読んでいようか。
あれ…そういえば、神威さんはどうしただろう。


「…ルカ。ちょっといいか」


噂をすれば、後ろから神威さんが話しかけてきた。
そのまま腕をつかまれ、彼は歩きだす。
連れてこられたのは、リビングから少し離れた場所。
まぁ、廊下である。


「な…何ですか?」


目を合わせずに下を向き、彼に問う。


「ルカ、最近……俺を避けてる?」
「…何故、それを聞くんですか」
「気になったから」


「気になった」?
それはどういう意味だろうか。


「どういう意味ですか」
「聞きたいか?」
「聞きたいです」
「じゃあ…目を合わせて」
「…なんでですか」


今の私じゃ、彼とはまともに目を合わせることはできない。
どうしても、意識してしまうのだ。


「…別に、意味なんてない」
「じゃあ」
「でも…気にはなる。何故、俺を見ない?」


意味はない、か。
やはり、彼は私をなんとも思っていないのであろう。


「別に、いいじゃないですか」
「どうしても、俺は見れないか…」


彼はぽつりと呟いた。
すると…突然、頬に手を伸ばされ、顔を上げさせられた。
同時に壁に背中をつけられ、彼は私の顔の横に右手をつく。


「こうしないと、見れないか」


彼がまたも呟く。
その声は静か。
そして表情は、どちらかといえば無表情に近かった。


「あなたは…」
「少し、静かにしてくれないか」


そう言って、彼は顔を近づけてきた。
そして…やはり、触れるか触れないかの距離で動きを止める。
唇に吐息がかかる。
あぁ、またこの距離か。
あの夜と…同じだ。
どうして…そこでやめるの?

時間にして数秒か。
私は右手で彼の胸を押す。
とん、という小さな音がした時には、彼の顔と手はもう離れていた。


「どうしてこんなことするんですか…あの日と、同じことを」


消え入るような私の声。
それは少し震えていた。


「…さあな。俺自身でも、よくわからない」
「なにそれ…」
「だから、今は理由は言えない」


彼の行動を考えれば、私を意識しているように思える。
だけど、彼の言葉や表情からは、彼の真意が読み取れない。
彼の心は、隠されたままだ。


きっと私は今、驚いた顔をしているんだろう。
彼の突然の行動に、驚いている表情を。

そんな私をずっと見ていた彼は、また私の腕をつかんだ。
そして引き寄せられ、彼は私を抱きしめる。
背中に回された腕の力は、少し強かった。
彼の表情は、見えなかった。


「…なぁ、ルカ。一つ、聞いてもらいたいことがある」
「…なんですか……?」


彼の真意は見えない。
演技をしている時とは違い、いつもより大切そうに、彼は私を抱いている。


「二人で…抜け出さないか」
「…え?」
「今夜だけでいいから…」


彼の心は見えない。
意味はないと彼は言ったけど、本当は何かを感じているはずなんだ。
じゃあ、その気持ちは…?

神様…あなたがいるのなら、教えてください。
少しだけ…期待しても、良いのでしょうか?

のほほんと生きる物書きです。
ギャグから真面目なものまでいろんなジャンルの小説を書いています。
…のはずが、最近はがくルカを書くことが多いです。


IN率低いです。
マイページ以外では「かなりあ荘」というコラボに出現します。

全体的にgdgdなものが多いです。
小説は、自己解釈もオリジナルもやってます。
だいたいはその場のノリで書いてます。

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作品へのコメント3

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    ご意見・感想

    んみゃああああああぁぁぁああぁぁ!!!
    がくルカぁ!がくルカぁ!!(落ち着け


    はぁ…失礼しました、茶猫です☆にゃぁ

    「Jack-o'-lantern」もんみゃああぁぁだったけど、こっちもすっごくんみゃああぁぁだよ!!
    「Jack-o'-lantern」は読んでる途中からんmy(ryなんだけど、こっちは後からじっくりんmy(ry
    なんだよ!!(いいから落ち着け


    強気がっくんhshs!!戸惑うルカさんhshs!!

    抜け出した後も見たいよ!

    ブクマもらうよ☆にゃぁ

    2012/12/23 13:58:22 From  Tea Cat

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    メッセージのお返し

    とりっきいいいいぃ!!!(((どんな奇声だ
    うん、とりあえず落ち着け。

    うん、なんかよくわからんが、わかったから落ち着け((どっちだ
    何言ってるのか全然わからんぞw
    だから、とりあえず落ち着けw

    おぉ…何気に強気ながっくん好評w
    ルカさんはいつも通りだw

    抜け出した後かー…
    どうしよう……全く考えてなかったよ←
    よしいちゃいちゃさせればいいんだな?((
    とりあえず、今は皆さんのご想像にお任せします(((かみんぐすーん!((((こら

    ブクマThanks!シャキ-ン(何の音!?

    2012/12/24 01:52:28 ゆるりー

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    ご意見・感想

    はじめまして。
    ちょっと強気に出てくるがくぽがいいですね。どきどきしてしまいました。
    そしてこの続きが気になります。
    この後、二人はどうなるんでしょうか?
    ぜひ、続きをお願いします(笑)。

    2012/12/22 14:03:14 From  聖 京

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    メッセージのお返し

    はじめまして。
    今更ですが、ユーザーフォローありがとうございます。
    ブクマもありがとうございます。

    がくぽさんをどうするかでかなり悩んだのですが、少し強気な彼を気に入っていただけて良かったです。
    続き、ですか……
    続きは全く考えていなかったので、これから考えます……。

    2012/12/22 16:39:40 ゆるりー

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    ご意見・感想

    ああああああああああああああああ!!!!!
    もう大好物です!がくルカ!最高です!!!

    ・・・申し遅れました。すぅといいます。
    ずっとニヤニヤして読んでましたw
    こんな純愛がくルカ大好きです!

    2012/12/21 20:07:58 From  すぅ

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    メッセージのお返し

    ああああああああああああああああ!!!!!((いきなり真似するな
    私もがくルカ大好きなんですよ!ありがとうございます!!
    がくルカが好きすぎて、自分で書いてしまいますw←

    すぅ☆さん、はじめまして!
    「帰り道」の方ですよね?私大好きです!…間違っていたらすみません。

    存分にニヤニヤしていってくださいw←
    純愛がくルカが好きと言っていただけて嬉しいです。
    本当にありがとうございます!

    確か、コラボも一緒ですよね?
    今後もよろしくお願い致します。

    2012/12/21 23:44:40 ゆるりー

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