愛した苦しみ　傷つく悲しみを
この世の何処に捨てればいいのだろう
失くし続ける懐かしき宝物（もの）
進む先は生き地獄

立ち止まり振り返れば
闇に住む住民達が
光を好まぬと言い放ち
深い奥の底へと

堕ちていけば　未知の領域
未だ触れぬ感情の激しさに
悩んでは　虚しくなる
僕は何を行おう

空から降る冷たい雫
涙雨と名付けよう
黒く汚れた翼じゃ
恥ずかしくて

叶わぬ幸福　微かな喜び
この世の何処で探せばあるのだろう
眠り続ける真実の夢
時間（とき）の果てへ閉じ込めて

苦しむだけの記憶を
目の前にきつく投げ出され
心の壁抜けて優しさに
今更気付くなんて

出逢っていれば　青（せい）の再認識
現在（いま）人間（ひと）としてやってこれたのかな
血浴びては　泣きたくなる
二度と戻らないのでしょう

風が教えた赤い希望
情熱と名付けよう
重い罪を抱く背中
覚醒せよ

認めた現実　静かな魂
どれだけ生きれば安らぎが来るのか
嘆き続ける　炎の声
幼き瞳（め）は　何を見る

生まれた傷跡　虚しき絶望を
この世の何処に捨てればいいのだろう
求め続ける　愛すべき人間（ひと）
手を伸ばせば空回り

無数の選択　聖なる戦いを
与えてあげても傷は永久に癒えず
祈り願うは　平穏の地球（ほし）
進む先は生き地獄