レンズが一枚外れたような
不意にずれた12時どき
まだ寝てんのか起きてるんだか
ムニャムニャっていた昼の事

枕に足向けゆうらんぶらり
行ったり来たりのうつらの中で
春を忘れた眠りの森が
黙って彼女を待っていた

ぽつねんぽつり、ぽつぽつり


九官鳥した姿で降りた
茨の寝床ぬくいのね
真似っこよろしくイモ虫みたく
ごろごろだるんとよろしくな

地べたに寝転びゆうらんぶらり
まったりのたりのうやむやの中
眠りそこねた彼女の居場所
鳴いて騙して守ってあげましょ

ぽつねんぽつり、ぽつぽつり


今日も昨日とてうつらの中で
声真似ばかり繰り返し
黒い羽根ごとよしなしごとを
くるんで丸め大事に抱え

ぽつねんぽつり、ぽつぽつり
ぽつねんぽつり、ぽつぽつ、


例えばもしもここに居るのが
夏を仰いだあの鳥ならさ
声作ることなんかなくても
彼女を守ってやれたのかしら

例えばもしもペリカンならさ
茨に眠る彼女であっても
うつら夢見たプレゼントごと
朝を迎えてやれたのかしら

ぽつねんぽつり、ぽつぽつり
ぽつねんぽつり、ぽつぽつり

ぽつねんぽつり、ぽつぽつぽつ
ぽつねんぽつり、ぽつぽつり
ぽつねんぽつり

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

ねがえり

閲覧数:496

投稿日:2012/04/15 19:07:58

文字数:505文字

カテゴリ:歌詞

ブクマつながり

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