彷徨う風の中 現れたのは
死神
細い小道 誰もいない建物
散らかるごみ箱の中身
あちこちの壁に ついているは
何かで切ったような 深いえぐりキズ
逃げる私は 何も持たず
裸足のまま 訳も分からず駆けている
あの子がいない あの子がいない
探しても 探しても
あの子がいない
壁に傷をつけて
自分の存在を アピールしても
あの子がいない
気配はどんどん遠ざかる
誰なの 誰なの
怖い怖い
何かが私を追いかけている?
いやそんなことはない
だって私は
見つけられない 見つけられない
あの子が見つけられない
早く見つけないとあの子は
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