午前1時の鐘で目を覚ます
窓の外落ちる雨の音 ルウ-ルウ
朝まで一緒に踊りましょう なんて
よくできたお伽噺に胸を馳せて
もしも蹄の音が聴こえたら
私は歌うと約束する ラア-ラア
本当はすべてまやかしで なんて
ありふれたフラジイル 砕けないで
目蓋の奥で今もくらり
絶えず揺らめくシャンデリア
光の中で泳いだ夜の
私はもう二度と会えないの?
時計の針を巻き戻して
あの夢の中へ あの夢の底へ
辿り着いてそっと笑いたいの
「ごめんなさいね嘘でした」
午前0時の鐘で褪せていった
髪飾り 庭先の枯草は ルウ-ルウ
捨てられないなら思い出に なんて
柔らかな後悔に爪を立てて
耳を澄ませば今もきらり
鼓膜に吹き込む誘惑は
「朝マデ一緒ニ踊リマショウ」
あれはどちらの願いだったの?
時計の針を巻き戻して
あの腕の中へ あの腕の底へ
辿り着いてもう許されたいの
「ごめんなさいねまやかしで」
時計の止まった部屋の中
窓の外 近づく蹄の音
ルウ-ルウ 雨の上がった地面に
光る靴を置いてその人は言った
ラア-ラア そこで歌う人よ
君にひとつ訊ねたい
けれどもまずはその前に
僕の名前を言ってご覧
時計の針をもう外して
あの夢の中へ あなたの傍へ
辿り着いて今 私は言うの
「ごめんなさいね嘘吐きで」
時計の針を巻き戻して
あの夢の中へ あの夢の底へ
辿り着けたなら今度はきっと
継ぎ接ぎだらけで逢いたいの
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