04.一人檄歌

答えなんてないさ此処は
タイムマシンなんて無いから
そうさ僕は全て壊してしまったんだ
色もない世界中に映し出された僕は
どうやって息を吸って
溺れた未来を取り戻せばいいんだ

もう愛なんて絆なんて
何もかも消えてしまったから
生きる意味は何も残されていないんだ
でもこれで全て白く今日も明日も無いなら
奏でていく消える迄に望んだ世界を描いていく

過去はもう要らない
…それでいいんだ何も見えなくて

消えそうな手を振って
ふざけた世界にバイバイさよなら
やり直したって一度も三度もできるもんか
白い世界にペンでも何でも利き手に持って
描いていくんだ溺れた未来を


もう恋なんていいやだって正直面倒なんだよ
君とずっといるの退屈過ぎたんだよ
今生きる意味を拾い今日も明日も
息を吸って吐いて磨って掃いて
後を宛ら消していく

帰る事はない
昨日を捨てて今日も明後日も探していくんだ

失ったよ追い風を振り切って
これでいい…もうこれでいいんだ
泣いても笑ってももう戻れない
進むんだ何もかも全て...

一人檄歌を唱えて
これから一人で歩いていくんだ
何度歌ったって一度で二度訊く僕だけの歌
白い世界に生きていく意味を書き綴って
要らない過去に小さなピリオド打って終わろう

消えそうな手を振って
ふざけた世界にバイバイさよなら
やり直したって一度も三度もできるもんか
白い世界にペンでも何でも利き手に持って
描いていくんだ理想の世界の溺れた未来を

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

04.一人檄歌

一人檄歌

閲覧数:1,527

投稿日:2015/11/08 16:56:01

文字数:634文字

カテゴリ:小説

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  • はむはむ

    はむはむ

    ご意見・ご感想

    はじめまして、はむはむと申します。
    ステキな作品ですね。ドキドキしました。
    すばらしい刺激をありがとうございます!

    2015/09/03 20:18:57

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