科学少女への憧憬と現実(offvocal)

「科学少女への憧憬と現実」

そうさ彼女はサイエンス・ガール
恋の先進波　あの日の彼女に届け
理論上でもあり得ないほど
今も君を想う　ココロがざわめく

部屋着も白衣と噂されてる
もちろん白衣で登校してる　
ビーカーにコーヒー　マンガかよ! って言いたい
もちろんそんな事　言えない…

休み時間はブルーバックス
26日は『Newton』
僕も買ってる、って言いたいけど!!

そうさ彼女はサイエンス・ガール
理科室の君は　誰より輝いてる
理論上でもあり得ないほど
君に夢中　だけど
僕は冴えないロンサム・ボーイ
理科室の扉　手をかけたまま固まる
話したいこと　沢山あるんだ
なのに今日も僕は　言い出せないまま

移動教室で駆け上る階段
踊り場で佇む　君がいた
窓から差し込む光　チンダル現象のホコリ
横顔に見とれて　動けないよ

抱えたノートと雑誌
何故か今日は…『ムー』!?
それは違うだろ、って言いたいけど!

そうさ彼女はサイエンス・ガール
フラスコ片手に　眼鏡キラリ☆輝く
理論上でもあり得ないほど
君に夢中　だけど
理科室の先生と笑い合う君の楽しげな声　聞こえる
扉の前でUターンして
やっぱり今日も何も　言い出せないまま

あの頃の僕　思い出してはサイエンス・ガール
結局一度も言えなかった言葉が
今でも僕の胸にあるんだ　でもそれでいいんだ
そうさ彼女はサイエンス・ガール
笑っちゃうくらい　情けない片思いさ
理論上でもあり得ないほど
今も君を想う　ココロがざわめく