鳩ハトモノ物ガタリ語
投稿日:2012/05/10 21:27:35 | 文字数:4,758文字 | 閲覧数:101 | カテゴリ:小説
羽旨魔歩流が執筆した作品です。
西尾維新物語シリーズとは残念ながら、関連が有りません。
Pixivで読む。→http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=987177
鳩ハトモノ物ガタリ語
きゅうとポッポ
第普話
きゅうとポッポ
登場人物
並木九鳥(なみききゅうと)
オープニングテーマ曲
「恋愛ポッポレーション 」
作成:いかたこ
詞構成:いかたこ
曲:神前暁
きゅうとポッポ
001
俺は、北海道に生まれた。
北海道の田舎に生まれた。
牛に塗(まみ)れて生まれた。
もしかすると、俺は牛から生まれたのかも知れない。
というのも、僕の家は農家で牛を大量に飼っている。
トンでも無い大きな草原と青空と、冬の寒さ。
こういった北海道に生まれ育った俺。
なみききゅうと。
きゅうと…格好良い名前だ。
音だけ聞くと。
でも、漢字は九鳥…。
九の鳥?
訳ワカメだ。
全く、何処産のワカメだ?
糸魚川か?大宮か?
ワカメには煩い(うるさい)俺だ。
最近、「ワカメの国」とか言う、ファンタジー小説を呼んだので、ワカメに付いて少々詳しくなった。
002
俺の名前がどの様に付けられたのか。
其れを探ったのは、俺が小学二年生の頃だった。親父に聞いてみた。
「どうして、俺の名前はきゅうとなんだ?」
「はあ?格好良いからに決まっているだろ?それに御前は俺の九番目の子供だからな」
確かにそうだ。此の俺の父は子供を9人授かっている。
俺が末っ子だ。
俺は九人兄弟の末っ子だ。
有り得無い。
だが、寒い北海道では、他にする事が無いのだ。
魚を取って、かえって、其れこそ大きな平原で農作業をして、帰ってきて、
現代の最新のあったかい暖房器具が掛かった部屋の中に男女が居れば、其れは後は「其れ」しか無いだろう。新たな生命の始まりだ。
それは別に悪い事では無い。
此れと言って。
別に俺の親父が特別「得ろ意」と言う訳では無い。
自然とこういった流れに成るのだ。
人間も所詮牛と同じだ。
牛も子供を産む。
人間も子供を産む。
単純な事だ。
003
皆さんはポケットモンスターと言うアニメーションをご存知だろうか。
勿論、知っているだろう。
いや、沿う言う、当たり前精神が良く無いのだ。
日本人は恵まれているから良いが、アフリカの人達がポケモンを知っているだろうか。
知らないだろう。
世界と言うのは沿う言うものだ。
日本は恵まれて居る。
それは事実だ。
ただ、恵まれている事に後ろめたさを感じる事など全く、無いのだ。
其れ成り(それなり)の生活をするのが良いのだ。
貧しいなら其れ成りに頑張れば、恵まれているなら、自分の趣味を極められる。
それぞれの人間が其々の其の立ち位置(居地)で自分に出気る最高の事をして居るのが良い事なのだ。
日本に居るなら、日本に居るなりの、北海道に居るなら北海道に居るなりの事が出来る筈だ。
自分は其れを遣ろうと思っている。
最近就職難だと聞いて居る。
だが、俺は家業の酪農を継ぐ事にしているから、関係の無い話だ。
だが、思う事は、やはり、自分の居る場所、居る立ち位置、自分を取り囲む人間関係。
其の中で、最大限のパフォーマンスをするのが良いと俺は最近思う様に成った。
何も、家の「外」に出なくても、「家」の内側にも沢山の仕事が有るのだ。
ポケットモンスターの中でも、「雑魚キャラ」だ。
魚では無いから、正確に漢字表記するなら、「雑鳥キャラ」だ。
ざっときゃら。
とでも読むのだろうか。
知らない。
俺が勝手に思い付いた言葉だから。
知らない。
そうだ。
俺は飛んでも無い事に気が付いてしまった。其れは、俺が小学5年生の時だ。
俺は有る日小学校で配られたテスト用紙に横書きで自分の名前を書いた。
算数のテストだった。
難しい図形の問題だっと思う。
俺は諸(もろ)ゆとり(遊鳥?)教育を受けた世代だ。
だから、難しく感じた。
決して俺の頭が、並、以下だからでは無い。
断じて無い。
そう信じたい…。
そう思って置きたい。
そう自分を騙し続けて此れからも生きて生きたい…。
俺は書いた自分の名前を。
…。
とんでもない事に気が付いてしまった。
其の時、頭の中が図形の事で一杯だったから気が付いたのだと思う。
九と鳥で何か、1つの漢字に成るのでは無いか?
そう思って、早速算数の授業が終わった後に教室の自分の漢字ドリルをヒラヒラと捲った(めくった)。
…。
乗って居ない。
は、こんな字が有る訳無いよな。
家に帰って、漢字辞書を捜した。
何処だ?
「おかあさーん。漢字辞書の場所知らない?」
「え?何?」
「漢字辞書」
「漢字辞書?って漢和辞典の事?漢和辞典なら、畳の部屋の観音開きの押入れの中の下の段に入っているよ!」
「そう。ありがとう」
004
俺は、先ず九の部首で調べた。
九は二画。
無かった。
無い。
そうか九と言う部首は無いのか。では、鳥の方か。
鳥。
俺は机に指で鳥をイメージしながら書いた。
いち、にい、さん、しい、ごお、ろく、なな、はち、きゅう、じゅう、じゅういち。
十一画だ。十一画、[鳥]有った。
1593頁(page)からだ。
鳥+九で、有った。
1594ページの上の方に有った。
鳥+2画。
【九鳥】合計(13)画。
キュウ(キウ)。
中国語ではjiu(じう)。
語義…①ハト科の鳥の総称。はと。〈〈キジバトを指す事が多い〉〉
…。
…。
親父、お袋。
俺の名前、並木「ハト」じゃねえかあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。
「ああ?どうした?きゅうと。何か用?」
「用も何も、俺の名前、九に鳥って書いて、鳩って読むじゃねえか!」
「え、何急に今頃気が付いた?私は其の名前の欠点ずっと前から気が付いていたさ」
無駄に格好付けて言い放つ母であった。
「なんでこんな名前なの?誰が付けたの?」
カッコイイ母に迫る。
「え?御父さんだけど」
御父さん!
だっだっだ。
俺は牛の世話をしている父の元へと言った。
「御父さん!」
「ああ?仕事?ううん、取り合えず」
「違う!仕事の手伝いでは無く!」
「なあにさ。ちょっと待っておくんなまし、其の子ぼっちゃん。」
ぼっちゃん?あと、其れ何弁なの?おくんなましって…。
「はい、さい、なんで御座いますか。何なりと。」
なんだか興をそ削〈そ〉がれると言うか、調子を狂わされると言うか。
俺が今親父〈おやちち〉に抱いている怒りの感情のベクトルが、ひん曲げられてしまう。
「あああ、のさ。俺の名前の事なんだけれど」
「名前。御前は九に鳥と書いてきゅうとだ!九番目に生まれた子供であるから九だ。鳥は、鳥の様に世間に羽ばたいて欲しいと思ったから鳥にした。御前は此の酪農を継がなくても、良いぞ!上に八人も兄弟姉妹が揃っているからな。御前はフリーター成り、ニート成り。何にでも成れ。自分探しの旅というのもよかろう。資金は親からも少しだして遣っても良いぞ!」
「ちがう。沿う言う事では無い!それに小学五年生で自分探しの旅って、どんだけ大人びているんだよ。其の小5は。俺が今、我が父に尋ねたい事、其れは、貴方(あなた)様が、九に鳥と書いて、其れを1つの漢字と見做したときに、何と読むかを知っているのか、知って居ないのかだ!そして知っているとしたら、御主(おぬし)が名前を付ける前に其の事実に気が付いていたか、居なかったかだ!」
俺は凄んで言い放った。
我が父親に向かって。
丁寧な言葉遣いを挟んで感情を圧(お)し堪(こら)えつつ。
父:「知っていた」
ガーーーーーーーン
知っていた。
俺:「え、知っていたって、だからつまり、俺のキュウト(九鳥)は一文字にすると、ハト(鳩)と読むと言う事を?」
父:「ああ知っていた」
九鳥:「知っていてどうして!一体どういう心境でハト何てしょぼい名前を俺に付けやがった!
御陰で、俺は何年もの間、友人から「ヘイワ」と言う謎のニックネームで呼ばれたぞ!」
父:「そうだったか。では、私の思惑通りだ」
俺:「は?訳ワカメだぜ!どういう意味だよ!まさか、ポケモンの「ポッポゲットだぜ!」と言う適当な気持ちで俺に名前を付けたんじゃ有るまいな!」
父:「其の通りだ。其のポケモンのポッポからも来て居(い)るんだ。」
俺:「は?!!!!!!ま、ま、ま、まさかのまさかの、ポケモンから」
俺は終に(ついに)とち狂った。
怒り狂った。
俺:「俺はサトシか!」
俺は最高の怒りを込めて、我が父に突っ込みを入れた。
父:「ん?待てよ、この場合はゲットしたのが私だから、私がサトシでは無いか?」
俺:「んがあああああ、そんなチミチミした事はどうでも良いんだよ!」
父:「、まあ、まあ、落ち着け」
俺:「落ち着いて居られるか!何所に自分の息子に雑魚キャラの名前を付ける奴が有るか!」
僕は実の父に対して叱った。
父:「私が御主(おぬし)にキュウトと言う名を授けたのには其れは其れは深い意味が在るのだよ」
俺:「ねえぇよ。絶対(ぜってえ)適当に付けやがったよ!親父(おやちち)はいつもそうだ!大事な大事な時に限って適当に決めるんだから!」
父:「まあ、まあ、御聞きなされ其処の御若いの。
「私は雑魚こそ大切だと考える。
「雑魚が居なければ、ポケモンは成長しない。
「経験値が上がらなくては、ポケモンは一行にレベルアップしないぞ。
「レベルアップにはとっても大事な伽羅がポッポだ。
「特に、始めたばかりの時にポッポはマサラタウンの近くに出現するが、其の際に手持ちの火蜥蜴の経験値がググッと上がって、快感を覚えないか?覚えるだろう。
「そう言うものだ。
「人間も同じだ。回りに自分よりレベルの低い者が居るからこそ成長出来るのだ。
「勿論偶には自分より上のレベルの怪物に挑むのも良いがな。
「其れから、もう1つ「鳩」には意味があるだろう。
「其の渾名(あだな)を付けた子は頭が良いな。多分其の子の名前の中には、「賢」とか「優」とか「俊」とか「将」とか「敏」の字が入って居るだろう。頭が良いというのはそう言う事だ。
「名前は重要だからな。
「そうだ。「鳩」には平和という意味が人間に拠って込められて居る。
「キュウト、御前には平和に、友達と家族と仲良く生きて欲しかった。今もそう願っている。
「それに、優秀で能力が高いと、周りから恨まれるぞ。
御前には恨まれ無くて、周りの友達と仲良く生きて欲しい。」
僕は暫く呆然とした。
其んなに深い意味が在ったなんて。
「能力が高過ぎると他人から怨まれるから、憾まれるから、恨まれるから、だから、御前には能力が低目の名前付けた。深い良いぃぃぃぃ何ちって!テヘペロ!」
最近、俺が住んでいる北海道で、面白い事が進んでいる。
VOCALOID。
ピアプロ。
新しいメディア。
其の本拠地が北海道札幌市に在る。
俺も其のピアプロに加わっている。
先日、札幌雪祭りに行って来た。
其の時、良く無い事故が起きた。
女性が、VOCALOIDの像に飲み込まれたのだ。
今後は、もっとしっかりと像を作って欲しい。
恐らく、作り手が「VOCALOID」って世の中にとってプラスなのだろうか?それとも、若者を部屋に引き篭もらせる存在なのだろうか?と言う疑問を抱きながら作った所為(せい)で、微妙に堅さが足りて無かったのだろう。
僕は言いたい。
VOCALOIDで町興しを仕様(しよう)!
夕張市も何等(なんら)かの形に関係出来れば、もっと良いのに、と。
鳩物語 終わり
[此の物語はフィクションです。]


NEWS…やっぱりピアプロにも地声で歌った曲をアップします。
【自己紹介】
自分で作って自分の声やで歌ったり鏡音リン・レン(act2)に歌ってもらったりします。
【イベント参加履歴】
・平成24年4月29日幕張メッセ「THE VOC@LOiD 超 M@STER20」
【Link】
・カヴァーmp3集[http://yahoo.jp/EKIP0P](Yahoo!BOX)