この世界に、一つの約束があった

それはある人間の、もはや原型を留めない願い
その人はどうしても人々の悲しい最後を見たくなくて、
悩みぬいた末に結論を出した
誰かの笑顔が大好きな、優しい「想い」
それを守る為だけに、
命を止めて、人生の足跡も消して、心も無くす
そうして自分がいなくなった後、思い出す
自分はこの世界が好きだった
最初に思ったのは何時の事だったか、すでに忘れてしまったけれど
どんなに自分が変わっても胸を張って言える事だった

だから約束した
姿形が変わっても、善で在り続ける事は、
素晴らしい約束になるって、約束した

誰に対してだったか思い出せないけれど

まだ心は温かい

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

ヒジリの約束

ふと思い付いたので書き記しておきます。
詞ではないです。一応タグは付けておくので、使えそうだったら使ってみて下さい。

内容は、『世界』が好きなどこかの誰かが、その想いだけを頼りに、永遠に存在し
続け、『世界』を守る様を描いたものです。
タイトルにある約束とは、どこかの誰かが『世界』に残した最後の姿です。
ちなみに『世界』を守る事=善としています。

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投稿日:2008/07/24 13:10:57

文字数:297文字

カテゴリ:その他

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