淑やかな雪化粧 赤い鳥居の下で
流れ落つ笛の音(ね)に 彷徨った唐衣(からころも)

玉響の月明かり 朧げな龍の舞
現(うつつ)に嘆くは君 叶わない道行(みちゆき)を

酔いに紛れた紅(べに)
夕に霞む影を 過去に見てた

なくしたものだけ 茜のなか置き去って
花一匁(はないちもんめ)で遠回り
夢から醒めた世界さえーーー


花笑う天女たち 雨注ぎ(あまそそぎ) 舞い踊る
現(うつつ)に溶けるは雪 迷わない道行(みちゆき)を

宵に紛れた袖
小夜に揺らぐ影を 明日(あす)に見てた

確かなものだけ 紫紺の中へ染め出して
イロハニホヘトで遠回り
夢から醒めた世界さえーーー

篝火のなかに見た やり切れぬ幻に
ただ一つの幻想と 霧に溶けた君だけ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

雪月華

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投稿日:2020/12/21 13:47:31

文字数:324文字

カテゴリ:歌詞

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