ある場所の片隅、貧しく暮らしてた少年と少女の悲しい話
貧しい人達に人権などはなく小さな罪でさえ許されはせず
だけど決して不幸じゃないと信じていた
君が側にいればなんでもできるよ
もし僕が深い闇の中堕ちてしまうことがあっても
君が僕を照らす光になってくれる
もし君が眩しいときには僕が影になってあげるよ
誰よりも愛おしい君の為なら
残酷な現実 病に冒されて
倒れる君の為何も出来ずに
せめて君の望みを叶えてあげたくて
君が好きな花を一輪摘み取り…
もしこれが罪でも構わない
命さえも惜しくないよ
どんな罪も君の為なら侵してやる
真夜中に屋敷に忍び込み一輪の花を摘み取る
許されぬ罪でもいい 君の為なら…
神様がいるならどうして僕ら二人救われないの?
せめて優しいあの娘だけでも微笑わせて
許されぬ罪を侵したから僕はもう帰れないけど
その笑顔だけは嗚呼忘れないから
生まれ変われるのならば二人寄り添って
他の何より綺麗に咲いた花になろう
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