こんにちは、聖ナナです^^

「素人だからわかる作詞講座NEO」も第3回。今回はかなり時間を費やしました。題して・・・

「ど演歌をポップスに変える魔法」

です。では早速始めましょう!


本題に入る前に、都市伝説を1つ。20代後半から30代の方はリアルタイムで聴いていると思われる、中村あゆみさんの名曲「翼の折れたエンジェル」は、ある曲のオマージュという噂があります。その基になった曲は「圭子の夢は夜開く」という藤圭子さんの演歌です。藤圭子さんは「宇多田ヒカルさんのお母さん」と言えば解る人もいますね。で、どの部分がオマージュかというと・・・、まずは藤圭子さんの方の歌詞のサビを書きますね。


十五 十六 十七と
私の人生 暗かった
過去はどんなに 暗くても
夢は 夜開く       

(1970 by テレビ朝日ミュージック)

これを踏まえて、このサビをオマージュしているのが・・・「翼の折れたエンジェル」A’メロの部分


Thirteen ふたりは出会い
Fourteen 幼い心かたむけて
あいつに預けたFifteen
Sixteen 初めてのKISS
Seventeen 初めての朝
少しずつ ため息おぼえたEighteen

(1985 by 日音)


まず「十五 十六 十七」の部分が英語表記に変わっています(正確には13歳からですが)。そして2曲の主人公は、挫折やため息を覚えて、どちらかと言えば暗い人生を送っています。「翼の折れたエンジェル」は空を自由に飛べません。私たちも翼がなくても手足が折れたら、普段の生活が大変になりますよね。そう考えると、このタイトルも納得出来るかも!?


このように演歌がポップスに変わる魔法は実は存在するんです。演歌は基本、日本語の字脚の塊ですから、1つのフレーズを英語に変えるだけでもポップス風になります。つまり・・・、

「ストーリーやテーマがしっかりしていれば、ポップスもど演歌も作詞活動は変わらない。」

・・・言い換えれば、ポップスをど演歌に変えることもできるんです。同じ日本語ですから。あと、洋楽の歌詞を日本語の歌詞に訳すると、結構演歌っぽくなっているケースがあります。これは洋楽の歌詞のサビが、同じ歌詞で書かれていることが挙げられます。

因みに、作曲でいえば「今の流行に合わせてアレンジしている」のと同じなんです。あのEXELEの「Choo Choo Train」も1990年代のZOOのカバーですが、男性が歌うのと女性が歌うだけでも雰囲気がガラリと変わります。それに幅広い世代に親しめるのもいいですよね。

そう考えるとかなり作詞活動も楽しくなると思います。

というわけで参考になったでしょうか?

次回は・・・

「聖ナナ流キャラクターソングの作り方」

でお会いしましょう。
ではまた次回!
^^ノ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

聖ナナの素人だからわかる作詞講座NEO~第3回~

今回は都市伝説を交えて書いてみました。

・・・著作権だいじょうぶかなぁ?

閲覧数:762

投稿日:2012/09/30 20:50:53

文字数:1,193文字

カテゴリ:その他

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