A ねぇ、おきて？おきて？
はやく はやく
ねぇ、おもいだして。

B 何も無いのに
涙流して
薄暗い部屋
ひとり。

C 君は優しいから
僕が泣き止むまで
ずっと手を握ってくれた

D どうしたの？
かなしいの？
さみしいの？
くるしいの？
つらいの？
いたいの？

それなら、わらおう
わざとらしく
おおきなこえで
ほら、こころがあたたかくなるよ

B 握っていた手は
気が付けば もう
何処にも無くて
ひとり。

C 生きるの嫌だから
記憶 書き換えたよ
僕と君だけの世界だ

なのに

E どうしてかな？
君の顔も声も
何もかも
思い出せないや
僕は君と
一緒に居たいのに
イタイノニ
それだけなのに

A ねぇ、おきて？おきて？
はやく はやく
だめ、めをそむけちゃ。

D どうしたって
哀しいよ
淋しいよ
苦しいよ
辛いよ
痛いよ

それなら、笑おう
わざとらしく
大きな声で
ほら、もう、

『僕はひとりなんかじゃない。』