A

「大人にも分からないものを探しにいこう」
「二人だけで そう僕らで見つけ出した
宝物、甘い夢 二人の秘密にしよう」

あの森の向こうには
誰も知らない景色が待っているはずと
そう信じて 走り出した
暮れなずむ空の下 そっと小さな手を取って

B

ラララ、どこまで来たのか どこまで行くのか
きっと僕らにとっては
あの電波塔が世界の果てだった

S

世界を知らない僕らは
街灯を潜(くぐ)る 呼吸も止めて
閑静な町を抜ける 二人の鼓動だけが響いた

答えの見えない行く手も 延々と続く魔法みたいに
ずっと消えなければいいと思っていた

A

目を伏せて付いてくる君の
体温と夜風が混ざって ほのか
電波塔の下に来た
夜(よ)に沈む街を見て もう一度手を握った

C

木の虚から覗く妖精や狼の遠吠え
震える君の手を強く引いて
声も交わさないまま 僕ら駆けていった

不意に
枝の向こうから光が差し込んだ
地平線までずっと続く無限の煌めきがあった
もう 朝がすぐそこに立っていた

S'

世界を知らない僕らが
夢中で追った この世の全て
あの森を越えた先は 青い未来が待ってた

SS(D)

世界を知らない僕らは
知らないままで ただ立ち竦んだ

未来に朝日を洗って 黎明を歌った渚鳥と
ずっと体が融けるのを待っていた

繋がった君の手の温度が
少し冷たくなった気がした
僕は手を離して 静かに景色を映していた

Outro

青い朝に浸かった あの温度を覚えている
僕と君はあれからどうしただろう

世界を知った僕は これから何をしようか
「大人にも分からないものを探しに行くよ」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

(題名未定)

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投稿日:2018/09/01 20:39:16

文字数:699文字

カテゴリ:歌詞

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