reflection
だけど目蓋の裏に 焼きついて離れない
なのに忘れたふりして 君に背を向けたのさ
036
もしどこかの街角 似た背中を見つけ
ほら誰かと似た声 振り向くなと告げた
049
追いかける事もできず 立ちつくし目蓋閉じた
そこにいる人は今も変わらぬままなのか
103
街に流れる歌が「切ない」と叫ぶけど
何も言葉に出来る 答を出せぬまま
影は離れてゆくよ 冷たい路の上を
時の流れの中では 何も変われないから
131
もしこの手を伸ばして その瞳を見たら
時はあの日あの時 あの場所へと戻る
144
投げつけた言葉の数 震えて零れた涙
すべてを拭(ぬぐ)えたならば
僕らは変わるのか
159
街に流れる歌はリフレイン繰り返す
だけど君はいないよ 千切れた願いごと
どこか見知らぬ場所で 新たな笑みを浮かべ
時はその欠片ですら 見せてくれはしないよ
( 間 奏 )
253
傷つけるだけの言葉 零れて戻せぬ涙
目蓋の裏にと残る悲しい君の顔
308
街に流れる歌は「切なさ」を叫ぶけど
伝え切れないままの 想いを抱きしめて
影を追いかけてゆく 心止める間もなく
時の流れに呑まれて 戻るすべを失くして
* * *
だけどまぶたのうらに やきついてはなれない
なのにわすれたふりして きみにせをむけたのさ
036
もしどこかのまちかど にたせなかをみつけ
ほらだれかとにたこえ ふりむくなとつげた
049
おいかけることもできず たちつくしまぶたとじた
そこにいるひとわいまも かわらぬままなのか
103
まちにながれるうたが せつないとさけぶけど
なにもことばにできる こたえをだせぬまま
かげわはなれてゆくよ つめたいみちのうえを
ときのながれのなかでわ なにもかわれないから
131
もしこのてをのばして そのひとみをみたら
ときはあのひあのとき あのばしょえともどる
144
なげつけたことばのかず ふるえてこぼれたなみだ
すべてをぬぐえたならば ぼくらわかわるのか
159
まちにながれるうたわ リフレインくりかえす
だけどきみわいないよ ちぎれたねがいごと
どこかみしらぬばしょで あらたなえみをうかべ
ときわそのかけらですら みせてくれわしないよ
( 間 奏 )
253
きずつけるだけのことば こぼれてもどせぬなみだ
まぶたのうらにとのこるかなしいきみのかお
308
まちにながれるうたわ せつなさをさけぶけど
つたえきれないままの おもいをだきしめて
かげをおいかけてゆく こころとめるまもなく
ときのながれにのまれて もどるすべをなくして
reflection
http://piapro.jp/t/rpD_ への投稿作品です。
「切ない」と「切なさ」の違い。
現在進行形の「切ない」は時を経て「切なさ」に至るけど
ふとした時に鮮やかさを取り戻す。
よく似た後姿、声、思い出の歌…
残響のようなそれら。
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