本音が口に出せない・・・。


スキって言えない、


辛かったって言えない、


苦しいって言えない、


ありがとうって言えない。


言えない、言えないよぉ・・・。



【とても素敵で】ハロ／ハワユ【だめな人】




「Thank you.」


「ありがとう。」


それは簡単な言葉。


でも、言うのはとても難しい言葉。


ありがとうって、Thank youって言いたいよぉ・・・。



一度だけでいいから・・・。


心の底から大泣きしながら。



未央「あ、ありがつ・・・。」


噛んだ・・・orz


未央「あ、ありがとぅ・・・」


なんか違う・・・orz


玖魅「あれ、未央どうしたのー？」


ハッ！　ここは会社だった！　今気付いた・・・orz


で、でも、今なら・・・言える。


未央「玖魅！」


玖魅「ん？　どうしたのぉ？」


未央「あ、あのっ・・・」


玖魅「は、はいっ！」


未央「あ、あり、が、とう・・・。」


ちぐはぐになった・・・orz


玖魅「伝わったよ。　大丈夫。」


あれ、なんだろう・・・目から涙が・・・？


未央「く、くみぃ～！　ごめん、ごめんね・・・。」


玖魅「え、なんで謝るの？」


未央「だって私、嘘ついてばっかりで、本当の事言えなくて・・・」


玖魅「なーんだ。　そんな事か。　大丈夫だって！」


未央「私、前も本当は結構傷ついたのに大丈夫って言って、嘘ついて・・・」


途端、玖魅は私を抱きしめた。


未央「え・・・？」


玖魅「泣かないで。　大丈夫だから、ね？」


玖魅も泣いていた。


未央「玖魅も泣いてる・・・。」


玖魅「え・・・？　ほんとだ・・・。」


未央「玖魅も泣かないで・・・。」


玖魅「うん。　分かった。」


口を開かなければ分からない。


思ってるだけでは伝わらない。


そう、人間は面倒くさい生き物。


そして、素晴らしい生き物。




未央「ん・・・朝だ・・・。」


プルルル♪　携帯が鳴った。


玖魅・未央「Hello. How are you?」





あなたに、ハロ／ハワユ。



















Hello. How are you?