君の背中のチャックを開けたら
知らない生き物が出て来た
ちょっと口が悪くて
君じゃない生き物
そこで気づく
僕は君を知らない

本当にこれが君なのかって
尋ねたら　跳ねた君が
後ろを向いた途端に
頭痛がした

まだその先に何があるの
本当の君は何処なの
ウソとホントをより分けて
僕に提出しなさい
まだその奥に誰かいるの
本当の君はなんなの
ウソとホントを掻き分けて
僕に会いに来なさい

僕の背中のチャックを開けたら
懐かしい生き物が出て来た
ちょっと後ろ向き気味
やっぱ僕な生き物
そこで気づく
僕は僕を忘れた

本当にこれが僕なのかって
呟いて　跳ねた僕が
後ろを向いた途端に
涙が出た

もうその先に何も無いの
薄っぺらい僕だからごめん
ウソとホントも無いほどに
僕はただ単純で
もうその奥に誰もいない
本当の僕は二次元
ウソとホントも無いからさ
君に会いに行けない

ふわふわの君抱き上げて
優しく身体に返した
僕は僕を抱けないから
背中の中がすうすうする