「いくじなし」



長い長いこの坂道を登れば君の家が見える
自転車を押す横顔が夕焼け色に染まってく

一歩踏み出したいのに
いつもと同じ別れの時間
ぐっと抑えこんでしまう
笑顔で背を向けてバイバイ


夜の風がシャツを通り抜ける
いくじなしの僕をなぐさめるみたいに
まだ始まってもいない、分かってる



打ち上げ花火の残り香が寂しく漂っている
川原に座った僕らに、沈黙が訪れる

人ごみに紛れないように、そっと君に手を差し出す
ぎゅっと握ってたいのに
帰りの駅が近づいていく


二人の影を街灯が映す
重なっては離れていく不安定さに
心が透かされてるみたいだ




星の数ほどの言葉を並べて
試行錯誤を繰り返してたとしても
君の前では意味がないんだよ
手に入れてもいないのに
失ってしまった気分さ




夜の風がシャツを通り抜ける
いくじなしの僕をなぐさめるみたいに
まだ始まってもいない、分かってる

色々な思いが混じり合った
濁った絵の具のまんまでいいじゃないか
さあ君に伝えに行こう この気持を

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

【初音ミクsweet】 いくじなし 【歌詞】

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投稿日:2011/08/07 20:28:03

文字数:454文字

カテゴリ:歌詞

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